神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『女囚セブン』 「東映ピンキーバイオレンス」の“確信犯”後継者

 昨日の「三十路のセーラー服美少女(安達祐実)誕生」では、「215」という歴代2番目のアクセス数をいただきまして(歴代一位は「それ行け!カッチン」https://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/26528328.htmlの「216」)………ありがとうございます!  きっと同じ思いを持つ方も多かったようですね(;^_^A

 ところで、昨晩はその安達祐実のセーラー服姿が拝めるドラマ『女囚セブン』の放映を心待ちにしていた……はずだった。確かに書いた、「21日から放送される剛力彩芽主演のテレビ朝日系ドラマ『女囚セブン』」と。しかし……これは「金曜ナイトドラマ」だった……なんと昨晩を21日と勘違いしていたようだ。何とも残念過ぎる! ていうか、誤報申し訳ありません!!m(_ _)m m(_ _)m

 てなわけで、安達祐実のセーラー服の話題が(当ブログ内では)先行してしまった感のあるこの『女囚セブン』、実はとんでもない作品であるようだ。所詮最近のドラマと高をくくっていたが、実際は東映ピンキーバイオレンス(PV)、それも『女囚さそり』を彷彿させるような物語で、実際梶芽以子まで出演するってんだから凄い!!!

イメージ 1

 主人公の神渡琴音が無実の殺人犯で収監されるってのも、まさに『さそり』の世界観だし、彼女が元京都の芸奴で、合気道の技と持ち前の腹黒さ駆使して、刑務所内でしたたかに渡り合っていくらしい設定も痛快である。他にも男装の麗人、全身整形の“サイボーグ”美女、キレやすい“元ヤン”、オバサン毒婦、虚言癖の食い逃げ音女、ウメボシ老女、といった一癖もふた癖もある女囚たちが登場し、皆個性的なメンバーだけに、『ワイルドセブン』よろしく、いつかは徒党を組んで何か大それた事でも起こすんではないか、って期待は尽きない。また暗躍する法務大臣や、事なかれ主義の刑務所長、鬼刑務官など、『女囚さそり』のフォーマットも忠実に踏襲していて、実に楽しみだ。

 それにしても、本作の「昭和」を彷彿させる設定といい、梶芽以子の起用といい、本作の制作スタッフの中には、東映ピンキーバイオレンスに対するオマージュというか、確信犯的な意図が見て取れてうれしい。それに今まで何かと「所属プロのごり押し」と批判を受けてきた剛力彩芽も、今回だけはこの強烈な個性を持つ主人公を演じることで、大女優への脱皮をはかれるのではないか、って思う。やっぱりたまにはダーティーでクールなヒロインをしっかり演じてほしかったから。

 そうなると返す返すも第一話を見逃したのは痛恨の極みだ。さしあたりこれからは観ていこうと思うが、詳しくは今から半年先に待ち構えているであろうDVDレンタルを待つしかないか……