神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

リアリズムを超えてゆけ!

 いよいよ明日に迫った、広島インディーズムービー界早春の風物詩「ひろしま映像ショーケーズ2019」(自主制作グループドラマ作品)では、「わかもの映画祭」実行委員会(広島市青少年センター)及び広島市映像文化ライブラリーの御厚意により、「わかもの映画祭」コンペティションで上映された作品群が、再びスクリーンに流れることになっています。先週「観逃した!」というかたは是非ご来場ください(^^)

 そんな訳で、当方が制作した『THE 争奪戦っ!』も10日の“ワールドプレミア”に引き続き、銀幕に甦ります(;^_^A 本作品は「広島発ヒロインアクションムービーシリーズ」番外編、という位置づけながら、「セーラー服の主人公」「私服の下から“くノ一”や“素浪人”の衣裳が登場」「女が男を倒す」「予定調和」「基本コメディー」という、過去の「広島発ヒロインアクション」の世界観をちゃっかり踏襲した作りになっています。それでいで尺は12分弱なんだから、如何に盛りだくさんの内容を詰め込んだかは、推して知るべし、と言ったところでしょうか(;^_^A 

 こんなことを書くと「この映画って時代劇?」もしくは「女子高生のタイムスリップもの?」って思われるかも知れませんが、れっきとした現代劇です(;^_^A 要は「リアリズムを超えてゆけ」ってのが本作の特徴ですね(;^_^ 
 
※映像内の上映データは過去のものです。実際は3月16日15:30~  但し「入場無料」は一緒!(;^_^A
 
 『女子高生戦士☆英あいり』で主人公の親友役を務めた実可子さんが、今回はセーラー服を身に纏い、狂言回し的役割の幸薄きヒロインを熱演すれば、劇団小豆組から貸借したカラフルなくノ一衣裳に身を包んだ春菜さんと愛里さんの華麗な二人組(設定姉妹)は、刀と匕首を駆使した剣劇バトルを展開してくれているし、一方、アクションコーディネータも兼ねた「小豆組」の田中君は見事なアクションと共に悪辣な団長を嬉々として演じ、それに倣う団員役の有田君が魅せる激しいギャグ演技はまさに抱腹絶倒の一語に尽きる勢いです。キャスト5人の個性が爆発し、急転直下の大団円を迎えます。ラストは意外にも“ハッピーエンド”とはいかないものの、奇しくも同日上映の『むてっぽう。』のラストも同じく“ビター”なティストなんで、双方楽しんでもらえることと思いますよ(^^)


石井カメラマン撮影の『THE 争奪戦っ!』フォトギャラリー 
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 この日の上映会では、ウチのスラップスティック・アクションのみならず、あらゆるジャンルの映像作品が集結した、一昔前の「自主映画“ごった煮”上映会」のティストを彷彿させるイベントです。きっと皆さんの好みの映画に出会えると思いますよ(;^_^A



ひろしま映像ショーケース2019(自主制作グループドラマ作品)

日時 2019年3月16日(土)13:00~
場所 広島市映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1)
入場無料
ラインナップ
13:00~『きまもり』(Quest Movie Factory)
14:15~『むてっぽう。』(イチヱンポッポフィルム) 
15:00~『HerBalium』『でぃあーわんこ』『Crawl』(市民活動で映画制作をする会)
15:30~わかもの映画祭出品作品(第1部・若者をテーマに制作映画部門)
      『逃げるSV』『ある日のかみかくし』『Hold the strings』『Epic』
     THE 争奪戦っ!』



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