神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

結果オーライのヒロインアクションロケ

  丁度昨日の今頃は“曇りのち雨・降水確率日中70%”の予報に暗澹たる思いで過ごしていた。紆余曲折あって、ようやく調整に漕ぎつけた『特命探偵☆葛城アキ』の17日のロケ日がこんな天候になるなんて……書きかけのコンテも仕上げないまま、酔いに任せて床についたのが午前1時半。

 翌朝6時に起床。“yahoo天気”で検索するも、ロケ地・広島県呉市の予報は雨に時間帯が前日より2時間伸びているではないか。せめてもの心の支えが“雨雲の動き予想”。これでいくと10時には雨雲が去るはずなのだが……
 
 家を出ると案の定小雨模様。車のフリントガラスの断続的に降り注ぐ雨粒に、気分は落ち込むばかり。最初のメンバーと落ち合って呉に向かう途中、突如別働隊から連絡が……キャストの一人と合流できない、というのだ。そこで急遽、道中にある『海猿』のロケ地でもあった海浜公園の駐車場に車を止め、現地集合の他のメンバーに慌てて集合時間の変更を告げた。
 
 その後も別働隊からの連絡は絶望的なものばかり。雨も相変わらず止まないし、テンションは下がる一方で、遂に「よし、10時になっても見つからなかった場合は、ロケ中止だ」と苦渋の決断をしてまもなく、行方知れずの件のキャストが見つかった、との報が届いた。しかし、ロケ日程が1時間以上も下がってしまった。
 
 それでも呉での集合場所に到着し、それ以外のメンバーと落ち合って、別働隊の到着を待っているうちに、何と雨足が途絶えてしまった。最悪傘を差しての1シーンしか撮れない、と思っていただけに「お、こりゃいける」と小躍りしたね(笑)
 
 やがて、雨が上がるのを待っていたかのように、別働隊が到着。早速ロケが開始したのだが、雨上がりの天候がデジタル一眼レフにとってとても相性が良かったのか、撮り上げる映像は、どれも“墨絵”のごとく美しく、実に良いカットが撮れた。結局、雨待ちのことを考えたら、1時間の遅れはどうってことなかったのだ(笑)
 
 そのシーンを撮り上げると、返す刀で第2のロケ場所に。そこに到着すると、まさかの陽光が! 思いがけない晴天に恵まれてしまったのだ。その晴れ渡って暑ささえ感じる青空を見たときには、正直泣けそうになったね(笑) 
 
 しかも、それまでの雨のせいか、有名な公園なのに殆ど人影もなく、予定外の撮影まで可能になった。このカットが押さえられたのはとても有り難かった。
 
イメージ 1
 
 それから、隣のもっとひとけない公園で本格的なロケがスタートしたのだが、アクションもあり、時間はどんどん押していった。しかしながら、そのお陰で今日最後の撮影は夕刻となり、もともと既に撮った夕焼けのシーンの続きだったので、これまた助かった。本来の予定では、もっと早い時間に撮ることになっていて、その前の夕焼けシーンとどうつなごうか悩んでいたのだが、スタートが遅れたお陰で、同じ夕刻のロケが出来たのは大きかった。この日早く帰らなければならなかった(それゆえ、予定通りならば夕刻までに切り上げなければならなかった)キャストも、急遽次の予定が伸びたせいでこの遅れにも合わせてもらえることになったのも大きかった。
 
 結局、色々あったけれど、すべて奇跡的に上手く働いた、本当に“結果オーライ”の一日だった(笑)
 
 “映画の神様”に感謝しなければ………