神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『ストロベリークライム』 in広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり

 いよいよちょうど二週間後の28日に開催される、「純度100% 混じりっ気なし!」のヒロインアクションに特化した上映イベント「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」。ここでは、このイベントで上映される『ストロベリークライム』について紹介します!

 

『ストロベリークライム』

 

〈ものがたり〉
 法で裁けない悪を懲らしめるガールズグループ「ストロベリークライム」。バスケットボールの使い手・マリ(川上清美)、屈強のプロレス女子・アスカ(吉原麻貴)、リリアンを巧みに操るリリー(星野佳世)、そして、バットで悪を懲らす"カープ女子”のサチコ(久保田和泉)の4人が構成メンバーだ。だがある日、サチコは何者かに拉致監禁される。彼女を拉致した暴力団武漢から来たチャイニーズマフィアの悪事を知り、かつ日本プロ野球に関する”いってはならない言葉”を耳にした瞬間、サチコの怒りは爆発する………!?

 

 コスチュームのコントラストも眩しい、可憐なる「ストロベリークライム」の面々!

 

 「広島発ヒロインアクションまつり」に毎回版を添えてくれる、“ヒロインアクションムービー”の盟友にして“同い年広島出身”の稲葉司監督が、今回の「チャンピオンまつり」用に撮り下ろしてくれた逸品。「カープ女子がアクションヒロイン」という、今まで誰もが思いつかなかった設定で、フットワークの良い小粋な短編を制作してくれた。昭和のヒロインドラマ「プレーガールQ」スーパーガール」「コードナンバー108 7人のリブ」を彷彿させる「ガールズチーム」の活躍を軽妙に描いている。しかも「ストロベリークライム」メンバーが各々口上を述べるシーンなど、昭和の傑作ヒロインアクション「セーラー服反逆同盟」の名場面を想起させるのに余りある傑作シーンだ。

 

 また、それぞれが独自の武器を使って悪を懲らすシチュエーションは、その直前に悪党どもの悪行三昧が描かれる点においても、「必殺シリーズ」の王道ドラマツルギーに則ったもので、観ていてスカッとさせてくれること請け合いである。対する暴力団やチャイニーズマフィアの面々も、よくぞこれだけの強面の面々を集められたものだと感心するばかりで、彼らが、監督の言う「東映調の悪人笑い」を一斉にするシーンなど圧巻である。このシーン一つとっても観る見る価値があるくらい豪快だ(^^)


 主な撮影場所は工場内だが、その空間を十二分に生かした重層なる撮影と、ドローンを駆使した思いがけないアングルなど、独特の世界観を醸し出している。場内故、上記の"悪人笑い”響き渡る音響も効果的だ。そこで4人の「ストロベリークライム」がバットで、バスケットボールで、プロレス技(&パイプ椅子)で、そしてリリアン棒(&毛糸)で暴れまわる姿は爽快そのもの。斬新な映像に昭和の香りをにじませる、まさに「チャンピオンまつり」にふさわしい作品に仕上がっている。


 ちなみに主演の久保田和泉は、今まで「広島発ヒロインアクションまつり」に参加して頂いた方にはおなじみと思うが、関東在住の生粋のカープファン(同時にサンフレファン)という、正真正銘、生粋の"リアルカープ女子”だ。しかもそのファン歴は先の3連覇よりずっと以前からというから怖れいる! そんな彼女が、友人から「それって"役”じゃないじゃん?」といわれた"カープ女子”役を、最凶の女戦士として演じている。また、稲葉組常連女優の星野佳世、川上清美がガールズチームの一員として名を連ねているのもうれしいし、初出演の吉原麻貴の豪快なプロレス技も必見だ。対する悪党集団も、滝川拳、JAY、森崎元太、佐藤ザンスを筆頭に、重鎮が名を連ね、このメンバーだけで生粋のやくざ映画が1本撮れそうなくらい豪華な布陣である。

 

 その予告編を以下に掲載する。

 


 今回の「チャンピオンまつり」が"ワールドプレミア”となる『ストロベリークライム』。その歴史の生き証人になるべく、皆さま是非「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」にご来場ください!


 上映会場で待ってます!!!(^^)

 

 

 

「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」

日時:2021年8月28日(土) 18:00開場 18:30開演
会場:コジマホールディングス西区民文化センター
   (広島市西区横川新町6-1)
入場料:前売・予約1,000円(当日1,200円)
協力:シネマペロ(東京)
   HOUND PROJECT(福井)
上映作品:『ザ 争奪戦っ!』(胤森淳監督)
     『BLOOD BLADE』(岡田広監督)
     『ストロベリークライム』(稲葉司監督)
     『アイドルスナイパー』(稲葉司監督)

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