神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ハイヒールのブーツとヒロインとの親和性とは?

 ※8月28日開催の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」の最新情報は下のリンクでご確認ください。

 

 

 今や林家三平(元一平)夫人に収まった国分佐智子が主演した『SAKI 鮮血のアーティスト』を、未だ観る機会に恵まれていない。タイトルの「SAKI」から、勢い我らが”昭和60年代ヒロインアクションドラマ”界に燦然と輝く「スケバン刑事」こと麻宮"サキ”を連想してしまいがちだが、こちらの"SAKI”はタイトルにある通り「鮮血のアーティスト」。匕首を手に、屈強の男どもをバッサバッサと斬り捨てる、最凶アンチヒロインだ。

 


 実は国分佐智子のコケティッシュの魅力と、黒のロングコート、黒いグローブ、ヒールの高い黒のロングブーツという出で立ちが鮮烈で、「アンチヒロインモノを撮るなら是非こんな感じのヒロインを」とかねてから思っていた。それ故なんとか観賞しようとするんだけれど、あいにくレンタルショップに並んでもおらず、ネットでDVDを購入しようにも結構な高額なんで、未観賞のままだ。いずれ金回りがよくなって気分が大きくなった時には、思い切って買ってしまうかもしれないけど(;^_^A 

 

 

 高いヒールで肉弾戦が難しくても、江波杏子主演『女殺し屋牝犬』のように、『必殺仕掛人』の藤枝梅安よろしく、延髄を鍼で一突きみたいな暗殺の仕方を踏襲すれば、十分このファッションでもアンチヒロインが務まる。

 

 

 いい意味でも悪い意味でも女性の象徴のようなハイヒールだが、もともとは男女を問わず、自分の背を高く見せるアイテムだったようだ。それが、やがてヨーロッパでは戦場を駆け回るために男たちがハイヒールを履かなくなり、結局女性たちしか履かなくなったのだという。だから本当は、女性の象徴と言うよりも、“消去法”から「ハイヒールは女性が履くもの」”というイメージが定着してしまったことを、歴史は物語っている。

 そんなわけで、男がヒールを履かなくなったのは戦闘に不向きだったから。戦闘どころか、普通に階段を……否、坂道を上ることすら、ハイヒールは適さない。拙作『特命探偵☆葛城アキ』でなれないピンヒールのブーツを履かされた主人公のアキが、坂道を尾行中に慌てて転んでしまうように……そうなると、アクションヒロインとハイヒールのブーツとの親和性は低いと思われるが、ヒロインの華麗さと戦闘能力の狭間で、そして“ムービーマジック”の力を借りて、やはりブーツのファッションは、ヒロインのアイテムの一つとして、今後も発展していくんだろうな(;^_^A 

 


 ところで、今回開催する上映イベント「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」ラインナップの一本『アイドルスナイパー』に、これもまたブーツ姿のヒロインの構図だが、こちらの方は本作の続編に当たる『NEO』の二代目アイドルスナイパーの一文字沙也加(吉水翔子)である(;^_^A 

 

 

 そんなわけで、28日上映の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」の方も是非よろしくお願いいたします!!(;^_^A 

 

 

 

「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」

日時:2021年8月28日(土) 18:00開場 18:30開演
 会場:コジマホールディングス西区民文化センター
   (広島市西区横川新町6-1)
 入場料:前売・予約1,000円(当日1,200円)
 協力:シネマペロ(東京)
    HOUND PROJECT(福井)
 上映作品:『ザ 争奪戦っ!』(胤森淳監督)
      『BLOOD BLADE』(岡田広監督)
      『ストロベリークライム』(稲葉司監督)
      『アイドルスナイパー』(稲葉司監督)

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