神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」はここが凄い!!

8月28日開催の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」の最新情報は下のリンクでご覧ください。 

 

 いよいよ来月開催となった「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり。ここでは、上映されるヒロインアクションムービー4作品について、“ヒロインアクションの定義”に則って紹介したい。

 

 

 まずは、拙作『ザ 争奪戦っ!』である。現在でもヒロインアクション界に確固たる地位を築いている“くノ一”と、素浪人との剣劇だ。今回のラインナップには、他にも剣劇が光る作品があるが、本作のそれはまさに“チャンバラ"。ならば時代劇かっていうと、そうではない(それは彼女らの背景が物語っている)。今回のラインナップで一番荒唐無稽な作品かもしれない(;^_^A ) しかもご丁寧に、ヒロイン衣装の王道、セーラー服も登場する(もっとも“受難の女子高生"役だが……)。

 

(Photo by Seiichiro Ishii)

 

 ヒロインアクションのアイコンともいえるセーラー服のヒロインが大活躍するのが、「ヒロインアクションまつり」初参加となる福井・HOUND PROJECTの岡田広監督作品『BLOOD BLADE』だ。以前よりセーラー服と日本刀との親和性は何度も書いてきたが、主人公の“鬼狩り"こと桃井静香の重量感あふれるソードアクションはまさに圧巻の一言! 中でもクライマックスにおける“鬼”との死闘は、数に勝る相手を物ともせず、ガンアクションも伴って、息もつかせぬ迫力に満ちている。ちょっぴり頼りないパートナー・犬山香とのコンビも、よき理解者に恵まれて共に戦うヒロインアクションの王道設定に忠実でとても素敵だ。

 

(スチール提供 HOUND PROJECT)

 

 東京・シネマペロの稲葉司監督作品『ストロベリークライム』には、“ズベ公”映画から波及し『プレーガールQ』で昇華した設定“ヒロインチーム”が登場する。バット・バスケットボール・プロレス技・リリアンといった得意技を駆使して、強面の悪党たち(ホントに強面!Σ(゚д゚;) に立ち向かう姿が今から想像できて、非常に楽しみだ。それぞれのコスチュームの色合いも実に華やかでコントラストにも富んでいて、ビジュアル的にも楽しい。なんといっても東京発の“カープ女子”ヒロイン映画だなんだから!(;^_^A )

 

(スチール提供 シネマペロ)

 

 往年の「東宝チャンピオンまつり」の再上映特撮映画が、興行上の取り決めにより短縮再編集を余儀なくされた事実を逆手にとって、今回の「チャンピオンまつり」上映に合わせて、敢えて全5作の“サーガ”を再編集した、同じく稲葉監督の代表作の一つ『アイドルスナイパー』には、タイトルのごとく“狙撃”ヒロイン・黒泉響子(クロキョー)が登場する。彼女がビキニ姿でターゲットを狙撃する姿は、ヒロインアクションのもう一つの(そして“大きなお友達”が期待する(;^_^A )要素である“お色気”も加味してくれている。既に最初の2作は広島で公開されているが、それも含めて1本の作品に仕上がってる。中でも、3作目以降の予告編を過去の上映時に流した際、アンケートなどで反響の大きかった「ユニットスナイパー」も、今回は広島初お目見えとなる。彼女らのAKB風衣装も、いかにもヒロイン然として素敵だ(;^_^A )

 

 

(スチール提供 シネマペロ)

 

 以上のように、今回の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」では、図らずも「ヒロインアクションの定義」のその殆どを楽しめる仕組みとなっている。このラインナップも勿論「一期一会」、そして1回限りの上映会も「一期一会」。さあ、このチャンスに、「ヒロインアクションまつり」発祥の広島・横川で華麗なるヒロインの活躍ぶりを「骨の髄までしゃぶっていただきたい」(by 武藤敬司)ものです(;^_^A )

 

 

「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」
日時:2021年8月28日(土) 18:00開場 18:30開演 
会場:コジマホールディングス西区民文化センター
   (広島市西区横川新町6-1)

入場料:当日1,200円(前売・予約1,000円)