神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

最終兵器彼女

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 大分前にDVDで観た『最終兵器彼女』という映画、今思い起こしても、何とも云えない作品だった。

 自分なりにストーリーを掻い摘んでみると、主人公の高校生が一目惚れした女子高生が、実は自衛隊(日本軍)の要職に何故か懇願されて人体改造された完全無比のサイボーグ(最終兵器)で、そんな彼女を有したことから近隣の国々の攻撃を受けた日本国家が、最終的に彼女を抹殺(消去)するに至る物語を、主人公と彼女の愛に絡めながら描いていく、といった物語だったと記憶している。

 主演は前田亜季窪塚俊介といった“シスター&ブラザー”コンビで個人的にはあまり感情移入できない役者陣だった。また鑑賞後ネットで色々検索するまで、作品の背景が今ひとつわからず、例えば主人公たちの暮らす札幌(だったか?)の街が無国籍の軍隊に空爆される件も、「どこの国が何故攻撃しているのか」が理解できなかった。その点では、“最終兵器少女”を含めた日本がどこと闘っているかもわからず、単に好戦的な漫画の映画化か、と勘ぐってしまった。

 タイトルからもっとスカっとしたヒロインアクションを期待したが、ラストを含め意外に重くカタルシスを感じにくい物語。きっと原作がそうなのだろうけど、正直、もうカタルシスのないドラマはいいや、とくたびれたオッサンは思うのであった(笑)

 なんかレビューになってないな(笑)