神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「闘う! セーラー服」~シチュエーションの妙~

 『セーラー服と機関銃』に出演したときの薬師丸ひろ子は御歳17歳、『スケバン刑事』出演当時の斉藤由貴は18歳、『スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説』に出演時の南野陽子は17歳、と、80年代“セーラー服映画・ドラマ”のエポックメイキング的な3作品に登場した各ヒロインは、リアルにJKだったわけだ(;^_^A 

イメージ 2

 もっとも常にリアルなJKがリアルにセーラー服ヒロインを演じるってのは希有な例で、もっと昔の学園ドラマでは、例えば30を過ぎた石橋正次が学ラン姿で「センセェよ~ぅ」って公然とうそぶいていたように、大体は20歳を過ぎた経験豊富な役者陣が、余り年の違わないはずの教師役と「先生・生徒」の関係で普通にドラマを撮っていたものだ。だから逆に、学ランやセーラー服といったアイテムが、着用した者を暗黙の了解として学生と見るって「お約束」が撮る側にも観る側にもあったんじゃなかって思っている。確かに“ズベ公映画”など、あんな強面の女子高生がリアルにいたら、それはそれで圧倒されるだろうし、飽くまで架空のドラマの中だけで勘弁してもらいたいものだ。

 さて、当方の“広島発ヒロインアクションムービー”に登場した3人の“セーラー服ヒロイン”だが、どの子もリアルなJKではない。とはいってもそれは飽くまで設定上のことである。例えば『特命探偵☆葛城アキ』のアキは、高卒で海自に入隊し3年満期で除隊してから久しい、という設定で、上司の命令(趣味?)で仕方なくセーラー服を着用して闘いに挑む(理由は海自の制服としてのセーラー服は男性しか着用できないから、男女平等を謳うためというこじつけたもの(;^_^Az)。また『電光石火☆八城忍』の忍は、元々JK時代にとある組織に拉致監禁され、洗脳の後数年組織に幽閉され、覚醒してから制服姿で逃げだしたという設定だった。『天使諜報★神宮寺真琴~市民の敵は場外へ飛ばせ!~』の真琴に至っては、元来年齢不詳だった彼女が、不埒な市会議員を成敗するために“援交”女子高生に成りすますためにセーラー服を着用したに過ぎない。

イメージ 1

 こんな訳で、どの作品も、本来着る立場にない制服を、敢えて着て(着せられて)しまうという設定が。シリーズ内で連綿と続いている、ということになる。ではどうしてそんな設定にしてしまうのか………いやいや、そうした方がお客様のウケが良いようでして………ヾ(--;)ヾ(--;)ヾ(--;)