神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ヒロインも過酷……

 このブログでは“80年代東映系ヒロインアクションドラマ”に言及することが多いが、そんなシリーズの根底にあるのは、“虫も殺さないような娘が精一杯虚勢を張って啖呵を切る”強引さ、というかある種の目眩を感じさせる展開であったりするが、今回掲載したスチールなど見るにつけ、思った以上に過酷な試練をそんな“強引アクションヒロイン”に強いてたんだなぁって、ふと思う(;^_^A

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 「スケバン刑事」シリーズなど、完全無欠のヒロインが圧倒的な力で活躍する、ってイメージが先行していたけど、実はそんなのは初代(斉藤由貴版)の“海槌三姉妹”が登場するまでワンクールぐらいなもので、実際は殴られ蹴られ縛られ罠に嵌められと、満身創痍な回も多い。よって完全無欠なヒロインが一話完結で悪を懲らす展開が大好きな私にとっては、いくらヒロインアクションが好きだといっても、実際は「スケバン刑事」も初代の初期に思いを馳せているだけかも知れない(;^_^A

 ヒロインが苛まれることに劣情をかき立てられる、という邪なヒロインアクションの楽しみ方もあって、それが「GIGA」や{ZEN」といったAV系“ヒロピン”ビデオの隆盛を後押ししているんだろうけど、ウチは飽くまで「か弱そうでも無理矢理強い」そんなヒロイン像を追求していきたいと考えている(^^)

 最近、1989年版『座頭市』における市(勝新)の完全無欠ぶりを観て、その思いを新たにした次第。嗚呼、早く『ICHI』や『め○らのお市』のような、最強ハンディキャップヒロインの映画が観たくなってしまったよ(;^_^A