神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「黒岩」→「大門」 “軍団”のバトン

 昨晩のBS11『大都会PARTⅢ』は最終回。そのサブタイトルがなんと「黒岩軍団抹殺指令」って凄いタイトルだがらぶっ飛んだよ(;^_^A

 物語はかつて黒岩に逮捕され獄死した暴力団組長の息子が彼らに逆恨みし、文字通り、黒岩軍団を抹殺する指令を出し、城西署の刑事たちを次から次へと襲う、という内容だった。ラストは単身彼らの待つ神宮球場に赴き対決する、という展開だった。

 この回のラスト、生還した黒岩を囲む城西署刑事たちのボロボロぶりがいかもに“最終回”といったノリで、いつもの「日暮れ坂」(by渡哲也)が流れるシーンが、何とも微笑ましかった。まるで映画のラストのように……

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 個人的には『大都会』はリアルタイムで「PARTⅡ」からその存在を知り見始めたんで、本当は「PARTⅢ」を一番本気で見ていたはずなのに、殆ど記憶がない。今回のこのラストも覚えていなかった。よってこの1ヶ月後にもう『西部警察』がテレビ朝日で始まったことも、今回wikiなどを読んでようやく思い出した。それにしても、日テレよりも好条件を出されたんで石原プロがテレ朝に鞍替えした、なんて裏話を読むと、『大都会PARTⅢ』と『西部警察』がどこかしら似通っている理由ともに、まるで日本プロレスの放映権を巡る日テレとテレ朝との綱引きが再び蘇ったような気がして、何ともいえない感慨がよぎったりする(;^_^A

 まあ、いずれにしても、こんな外連味たっぷりのハチャメチャな刑事ドラマって、もう忘却の彼方にしかないっていう事実を嘆くのみだ……

 そういえば、両シリーズの絶対的主人公、「黒岩」→「大門」こと渡哲也御大は、かの『東京流れ者』(鈴木清順監督)でも圧倒的な主人公を演じていたっけ………