神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ヒロインには“可憐さ”を……

 現在『バイオハザード: ザ・ファイナル』が絶賛上映中の“バイオハザード”シリーズ。主人公・アリスことミラ・ジョヴォビッチが新日のレスラーと絡む日本の某ゲームメーカーのCMに感激したりもしたが、おそらく番宣も兼ねて来日したりしてるし、そこら辺りの“縁”なんだろう。

 さて、これも番宣を兼ねてか、ここ最近過去の“バイオハザード”シリーズ作品が、地上波でBSでCATVで頻繁に放映されているが、今日は第一作の『バイオハザード』が流れていた。この作品、劇中のレーザー惨殺シーンの残酷さにギブアップして以後観ていなかったが、幸か不幸かチャンネルを合わせた時にはそのシーンは終わっていて、何とか以後をしばらく観賞できた。

 それはアリスがゾンビ化した犬(ドーベルマン?)の集団と戦うシーンだったんだけど、最初にゾンビ犬と遭遇したときのミラ嬢の一瞬おびえる表情が実にキュートで意外に思った。以前当ブログ(「ヒロインの“女性らしさ”http://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/28446428.html) で「Ⅲ;」のアリスは過去2作品よりも女性っぽかった云々の記事を書いたけど、本作のこのシーンもとても可憐な女性らしさが醸し出されていた。その上で、革ジャン、真紅のワンピ、ロングブーツの出で立ちで、ゾンビ犬相手にピストル乱射、挙げ句には見事なキック(飛龍三段蹴り?)をお見舞いするのだからたまらない。まさに正統派のヒロインアクションを演じていたよ(;^_^A

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 それにしても本作のミラ嬢は実に初々しい。最近の彼女を観ても十分魅力的なんだが、既に御歳41才って事を考えると、初代の時には20才代だっんだから、それも頷けるかな。そこら辺も、演技を超えて彼女の“女性らしさ”に繋がっているのかもしれない。

 そう考えると、“エイリアン”シリーズで不屈の女(終いには“エイリアンの母”にまで!!)・リプリー(シガニーウィーバー)も、何故か第一作『エイリアン』の時が一番可憐だった。エイリアンに翻弄され、逃げまどい怯える姿はまさに“女性”だった(それ故「2」の変貌ぶりがビックリだったよ(;^_^A)。

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 こういう強さと可憐さを兼ね備えたヒロインこそ、ヒロインアクションの王道だと、私は思う。