神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『太秦ライムライト』

 『太秦ライムライト』をDVDにて観賞。まさに“男たち”ならぬ「役者たちの挽歌」といった内容で、物語上いくつもの“涙腺のトラップ”が用意された作品だった。

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 主演を務める“5万回斬られた男”福本清三の木訥さが、かの健さんとも一脈通じるところがあって、まさに“男は背中で語る”を地でいくような圧巻の演技だった。ストーリーやキャラ設定は、ある種行き過ぎに見えるくらい「ベタ」なんだけど、それも“王道”といってしまえば“王道”。ストーリー上、通り一遍の“ハッピーエンド”は臨むべくもないが、「それぞれの人間にとって何が幸せか」と考えた際、主人公の人生にとってはこの上ない“ハッピーエンド”だったに違いない、と思わせる話だった。

 最近“意図的”にこの種の感動作を避けていたきらいがあるが、まだまだ“感動作を素直に受け入れる心”が残っていて、ちょっぴり安心(^^)