神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

奇跡の『黒部の太陽』

 今現在、CSで『黒部の太陽』を放映している。例え地上波ではなくとも、テレビの電波にこの作品が乗るなんてこと、少なくとも2年前には考えられなかったことだ。
 
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 この『黒部の太陽』を含む石原プロモーション製作の映画が、「映画は銀幕で観るものである」との故石原裕次郎の遺言により、ずっとTV放映・ソフト化が成されなかったことは有名な話だ。そんな中、『富士山頂』のように小出しで放映されたものもあったが、こと、この『黒部の太陽』に関しては30有余年前の“奇跡”のTV放映(テレ朝系)以後、特にソフト化が期待できない、幻の作品だった。その“『黒部の太陽』観賞までの悪戦苦闘は、以前ここのブログでも紹介したことがある(「“奇跡のソフト化”」http://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/25053662.html)。
 
 もっとも、裕次郎の「映画は銀幕で」という主張は確かだと思う反面、映画は「人に観られて初めてその価値を見いだす」一面もあると個人的には思っている。「映画は銀幕で」というからには、きちんと銀幕で鑑賞する機会を石原プロは映画ファンに提供しなければならないはずだ。きっとそんな全国ロードショーを企画する資金力は石原プロには失礼ながらないと思われるので、だったら早急にソフト化すべきであったと思う。
 
 そんな意味では、一昨年の石原プロの英断には心から感謝したい。今こうして、TV画面に『黒部の太陽』の素晴らしき映画世界が展開する新たな“奇跡”を前に、改めて感慨に耽っている。