神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「妖怪ウォッチ」のチバチャン?

 最近どうも『妖怪ウォッチ』なるアニメ(漫画?)が流行っているらしい。私には殆ど知識がないが(“妖怪ウォッチ”ってそもそもタイトルなの? キャラ名なの? それとも商品なの?)、娘たちの小学校の運動会でも「妖怪ウォッチ体操」(だったかな?)なるダンスが種目になるくらい、大人気らしい。
 
 そんな『妖怪ウォッチ』だが、主人公らしきオレンジ系の猫型キャラがまず目につくんで、そのキャラについて娘たちについて訪ねたところ、思いがけない返事が返ってきた。曰く
 
「チバチャン」
 
 “チバチャン”って………ええ! 千葉真一御大のことかい?! かのJACの創設者にいて、世界に通用する邦画アクション界の第一人者“ソニーチバ”となれば、もう子供たちの話題では収まらない。
 
 千葉真一といえば、『直撃地獄拳』や『殺人拳』といったシリーズものを挙げるまでもなく、TV・映画界でアクションスターの名をほしいままにした大御所だ。純粋にアクション、という意味では、かの“倉田プロモーション”『闘えドラゴン』の倉田保昭氏にナンバーワンの地位は譲るとしても、エンターティメント性という点に於いては、やはり世界に通用する第一人者だったと思う。何と云っても、あのタランティーノが心酔し、自作(『キルビル』)に出演及び武術指導で招いたくらいだから。
 
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 私にとっては、『仁義なき戦い 広島死闘篇』の博徒大友組組長・大友勝利役が一番鮮明に記憶に残っている。父親の加藤嘉に「ワシがほしいのは広島よォ!」と凄んでみたり、股間をポリポリ掻きながら、村岡組の成田三樹夫に「これからは博徒大友組じゃけぇ、仲良うしてつかいやのォ」と嘯いたり、拉致した村岡組舎弟の川谷拓三を木につるし、カービン銃で生きながら射撃の的にし「よう中るのぉ」と悦に入ったりとやりたい放題。そんな破天荒且つ破滅的な大友勝利の姿が、「キーハンター」などで正義感溢れる千葉真一に慣れ親しんだものとしてはあまりにも衝撃的で、トラウマのように深く心に刻み込まれた。
 
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 近年はJAC絡みを含め金銭的な醜聞が絶えない「チバチャン」だが、やはり今でも我が心のヒーローだ。きっと『妖怪ウォッチ』の原作者も、そんな“千葉真一”シンパの一人で、こんなキャラ名にしたんだろうな……
 
 なんて勝手に思っていたら、即刻娘たちからダメ出しが……「チバチャン」ではなく「ジバニャン」だったらしい。ああ、何という聞き違え……
 
 それにしても件の「ジバニャン」、語源は「自縛霊のニャンコ」なんおだそうだ。それはそれで結構えげつないネーミングだなぁ……
 
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