神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

原泉!

 今日はNPBのドラフト会議の日。我が母校出身の今回のドラフトの目玉、早稲田の有原投手の獲得権は、残念ながらカープではなく、ファイターズに決まったが、パシフィックだったからまあよしとしよう………
 
 さて、帰宅した頃には、既に5巡目以降の指名になっていて、TVで観ていても、もう殆ど知らない選手ばかり。で、「カープ以外は別にいいか」と、夕食の片手間程度に観ていたのだが、そこで不意に思いがけない名前を聞いてしまった。それは、スワローズのドラフト7位指名選手、その名も「はらいずみ」!
 
 「ええっ!」って思わず画面に釘付けになってしまったね。しかも漢字も「原泉」! 邦画ファンとして、この名前を目に耳にして、ハッとしない人はいないはずだ。そう、何を隠そう、往年の邦画界を支えてきた名女優・原泉と全くの同姓同名なんだから!
 
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 原泉、といえば、失礼ながら邦画界きっての「お婆さん」女優。かの浦辺粂子と双璧を成すほど、お茶の間で有名な女優だった。確かにそのフィルモグラフィーを見ても、「老婆」「幻婆」「蜘蛛婆」という役名が踊る。既に1954年(60年前)の映画にして「出生届をする老婆」役を務めている(出生は1905年)。また、単なる「お婆さん」に止まらず、前述のように物の怪のような役回りさえ見事に演じきると言う、まさに邦画界の至宝であった。
 
 しかも夫はかのプロレタリア文学中野重治で、戦前には官憲に逮捕されたという武勇伝もあるらしい。
 
 そんな彼女のことを、映画とは関係のないドラフト会議中継で図らずも想い出してしまったよ。ちなみに奇遇ながら、彼女の誕生日は私と同じで、没日は弟の誕生日と同日だった。何か“縁”を感じてしまったなぁ
 
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こっちが今回指名された方の原泉選手。何と「鬼ヶ島伝説」のある喜界島出身なんだそうだ