金城哲夫の生原稿!
今日、帰省先の家族を迎えに行く途中、予定より手前になる徳山(周南市)東のインターチェンジで高速から降りた。道路状況が思ったより込んでいなかったので、少しでも高速代を浮かそうととっさに判断してのことだ。それで周南市界隈の2号線を西進していると……思いがけないものを見つけてしまった。何と周南市の美術博物館で「ウルトラセブン展」を開催しているではないか! 何たる偶然! 何たる奇跡! そこで思わず予定を変更して、くだんの美術博物館に直行した
内容は、レプリカ展示が中心だったが、その多くが本物からを型どりしたものばかりで実にリアル。勿論、実際に撮影で使用されたものもあった。キリヤマ隊長(中山昭二)が実際に着用したウルトラ警備隊のユニフォームやヘルメット、宇宙ステーション「V3」など興味深いものばかり。またセブンの着ぐるみは胴体のみ、「ウルトラファイト」で使用されたもの、ってのも嬉しかったね
ただそれ以上に感激したのは、金城哲夫の生原稿(シナリオ)を拝見できたこと。ペラ(2百字詰原稿用紙・“円谷特技プロ・企画部”のもの)に万年筆で走り書かれた肉筆の台本やノートに刻まれた企画書などには、思わず目を奪われてしばしショーケースの前から離れられなかった。一応書き方の法則(とは云っても原稿用紙の使い方ぐらいだが……)は会得したつもりだ。生憎撮影不可だったんで、ここに掲載できる写真がないのが残念なのだが……
ちなみに、今回の“戦利品”は、当時使用された台本と同じデザインのノート。それもタイトルが「人間狩り」……かの名作「第四惑星の悪夢」の初稿タイトルだ……なかなかマニア泣かせではないか……!
それにしても偶然が生んだ奇跡の出会い! やっぱり“映画の神様”はいるんだなぁ