神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『戦え!マイティジャック』こそ特撮ドラマの「王道」

 今、CSの“チャンネルNECO”で放映している『戦え!マイティジャック』が“Bテイスト”で実に面白い
 
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 我が地元・広島は、75年に「テレビ新広島」が開局されるまで、「フジテレビ」は「東京12チャンネル」同様、ネットから外れた未知の存在だった。よってフジ系の番組はかなりズレて放映される。一連のピープロ作品もそうだった。『マイティジャック』も一時間番組を、午後6時台に30分枠で前後編にわけて放映していた。当時小学生だった私は、怪獣特撮よりもアダルティなこのドラマに余り食指が動かず、リアルな放映時は殆ど観賞した記憶がない。後年、今は亡き博多の名画座「てあとる西新」で第1話「パリに消えた男」第2話「K52を奪回せよ」を、ビデオで第5話「メスと口紅」第7話「月を見るな」(このカップリングは実にヒロインアクションでした)、そして第10話「爆破指令」を観たことぐらいしか記憶にない。
 
 そんなわけで、後発の「戦え!マイティジャック」も、第12・13話の「マイティ号を取り返せ!」前後編と第21話「亡霊の仮面をはぎとれ!」、そして後々友人の結婚式で福島・郡山に訪れた際、隣接する須賀川市の博物館“円谷英二のコーナー”でビデオ鑑賞した第16話「来訪者を守り抜け!」以外は観た覚えがない。
 
 それ故、本当に新たな気持ちで現在「戦え!~」を観ているのだが、毎回微妙な低予算振りが実に心地よく、現在録画を続けているが、何度見返しても嬉しくなってくる
 
 「マイテイジャック」は今観れば「怪奇大作戦」同様、マニアを唸らせるストーリー展開だが、当時のゴールデンタイムに流すにはいささかマニアックだったと思う。マニアの私でさえこのドラマは“王道”とは言い難い作品だった。それを一気に“お子様向け”に仕立てた「戦え!~」は、確かにマニア受けは悪いだろうが(その証拠に朝日ソノラマのファンコレでは、放映リストが見開きに紹介されただけでほぼ“黙殺”されていた)、「マイティジャック」の“先入観”にとらわれていなかったら、当時も結構楽しんで観られたのではないか、なんて思ったりする。怪獣登場の回は放映当時観たことが無かったし……
 
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この怪獣が実は「ウルトラセブン」の原型(?)って、みんな知ってるかなぁ? 
 
 
 今後“怪獣”も登場する「戦え!~」をこれからも楽しんで観ていきたいと思う。我が小学生時代の“空白”を取り戻すためにも……
 
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かの“大門豊”が、「戦え!~」からの新隊員として登場!