夜な夜な“松坂慶子”
我が身の風邪の症状がくすぶってるうちに、とうとう家族がインフルエンザに罹患。「さては私の症状も……:と不安に駆られている。思えば今広島は、インフルエンザとノロウイルスの“ダブル”警報発令中だったりする……
そんな訳で想い出したのが、ウルトラセブン第31話「悪魔の住む花」である。花びら(と思しき物体)の香りをかいだ娘に、ミクロの怪獣が寄生、その後怪獣の作用で彼女は夜な夜な怪人化し(とは云っても行動が奇怪なだけで、姿は変わらず)、収容されたウルトラ警備隊基地内の隊員たちを次々と襲う。
そこでセブンはミクロ化して彼女の体内に潜入。苦戦の末、見事怪獣ダリーを殲滅し、彼女を無事、元の人間に戻す、というストーリーだ。当然ながら『ミクロの決死圏』にインスパイアされた作品だろうが、怪獣ダリーの風体が、ある種顕微鏡で拡大してみたダニのようでもあり、わざわざセブンが行くまでもなく「“虫下し”でも飲んどきゃ十分では」なんて思ってしまう話である