神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『令嬢探偵★モロボシアイ』①

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 “続く”としたのに、更新がうんと遅れてしまいました……

 さて、件の「ある映画の制作」とは、私にとっても、そして私の団体にとっても初めての完成をみた“ヒロインアクションムービー”『令嬢探偵★モロボシアイ』という作品。実は当団体で現在3作まで続く“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズの第一弾だ。

 それは、かれこれ4年前、東京在住の高橋亨監督とのたわいのないメールのやりとりから始まった。この高橋監督とは、彼の広島活動時代、一緒に映画を撮った仲で、その後東京へ進出して、映画制作を本格的に始めていた脚本家・演出家である。

 当時、私はというと久々の新作を撮り終えたもののその後のビジョンが見えず、一方の高橋監督もその時フリーの状態だった。彼の近年の作品の面白さや映像の美しさ、出演する役者陣の充実ぶりなどに興味を持った私と彼との会話の中から、久しぶりに一緒に映画を撮らないか、ということで、新たにヒロインアクションを撮る話がとんとん拍子で進んでいった。

 監督は高橋氏。撮影は彼の数多の作品で抜群の映像を撮ってきた岸野氏。またキャスト陣も、北村龍平監督の劇場公開作品『VERSUS』で主役を張った三坂知絵子・「エロ坊主」シリーズでカルトな人気を誇るVシネマ等でも活躍中の松本航平・かつて「笑っていいとも」にコーナーも持っていたという数多の作品出演を誇る佐藤ザンス、といった強力な面々が、この作品のために広島ロケに参加することとなった。

 ところで、何故この時唐突に“ヒロインアクション”になったかというと、勿論私の長年の願望もあったが、監督の話で「プロダクションの新人で活躍の場がまだないタレントが、インディーの作品にノーギャラで出演してくれることもある」との情報を聞いていたからだ。それから彼が各プロダクションのHPからめぼしいタレントをいくつか探し、そこへ私が電話で出演依頼のアプローチをする、という状況がしばらく続いたが、現実は厳しく、思うようにもいかなかった……(続く)