神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『令嬢探偵★モロボシアイ』②

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 かくして『令嬢探偵★モロボシアイ』実現に向けての、主人公捜し(つまり芸能プロ打診)が始まったのだが……… 

 素人の気安さで、不躾ながら企画を売り込むものの、流石に相手もプロだけに愛想はいいが実はけんもほろろの状態。企画書などをFAXで送るものの、しばらくするとNGの連絡が……役者のイメージも何も、そこまでたどり着くことも出来ない。中には私の不備に対して詰問するマネージャーもいたりして(そりゃ当然といえば当然だが……)、とてもタレントを招くなんて非現実な行為だったと、その時は思った。

 こんなことがしばらく続くうちに流石に疲れて、一社ほどまだ返事をもらっていなかったが、もうこれでこの企画は流してしまおうと腹で決めてふて寝した夜、何故か夢で出演予定のキャストと楽しく撮影し、微笑みかけられる夢を見た。そこで目覚めてから「もう少し頑張ってみるか!」と思い直した矢先に、奇跡と言おうか、その一社からこの企画に興味を抱いているマネージャーからの連絡が……

 そうやって、新人女優・宮沢ひなたがこの作品に主役として参加することが決まった。彼女がすでに出演が決まっている三坂さんと同じプロダクションだったこと(これは本当に後になってわかった)も、偶然というか、奇跡の一つだった。

 広島の方でも色々な人に協力を願って、徐々に撮影受け入れ態勢を整えていったが、どうしても現地の役者の参加が不可欠となり、これまた多くの人々の尽力もあって、何とか主要キャストは決定。しかし一部の端役俳優が決まらないまま、見切り発車で、去る06年11月1日、東京組の一行が早朝の広島駅に降り立ったのであった……(またまた続く)