神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『サルベージマイス』の功罪

 相変わらず、過去の映画・ドラマにばかり“アクションヒロイン”のネタを求めてばかりいる。それはひとえに、最近全然映画・テレビを見なくなってしまったからだ。
 
 今のところ、劇場で最後に観た映画が『サルベージマイス』。まあ、もし今自分の命が果てるか、それとも結局死ぬまでもう映画館に足を運ばなくなってしまったならば、“人生最後の劇場鑑賞がやっぱりヒロインアクション”と、“勲章”がまた一つ増えることになるけどね
 
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 それにしても(おそらく)興行的に大惨敗したであろう、この『サルベージマイス』。確かに如何に我が地元で、しかも“ご当地ヒロインアクション(わりゃ、IPFのシマを荒らしゃがって)” であっても、手放しで褒められる作品ではなかったことは認める。しかしながら、この作品を酷評する記事を見るにつけ、「この映画はそんなに肩肘張って大上段に論じる作品ではないんだよ」という“思いがいつも募る。
 
 この映画は“テレビ感覚で楽しむ”娯楽アクション映画なんだから、この出来でいいと思う。そう言う点では我々が撮っているインディーズムービーの延長線上にあると言っていい。それならば、何故劇場公開したのか、との意見もあろうが、それは別に作り手の勝手。興行的に惨敗しても、広島ホームテレビのタイアップもあり、お世辞にも莫大な資金を投じたとは思えない作品なので、制作者にそう痛手はないだろう。強いて言うならば、この作品を“広島発ヒロインアクション”の起爆剤にして、当団体IPFの一連の広島ロケヒロインアクションを広く売りだろうともくろんだ我々が一番の被害者か
 
 今となっては、大ブレーク直前のももクロの曲を主題歌に使ったのがせめてもの“保険”で、その付加価値から、いつかまた見直される日も来るだろう。
 
 個人的には、好きな作品だけどね。