神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

夏の夜長に……

 夏という時期は、昔からつい夜更かしをしてしまう季節だ。まあ、子供の頃のように長期の夏休みがあるわけでもないが、それでも盆休みなど纏まった休暇も取れるし、年末年始のような気ぜわしさもない。そこで日中の熱さも相まって、夜を過ごす時間が必然的に長くなる。
 
 時間があれば考えてしまうのが自主制作映画のことばかり(苦笑)。家族も寝静まり、日付も替わろうか、という時間帯に一人PCに向かい、あれこれと新作映画のことを思案するのは、まさに至福の時といっていい。そして夏に企画が煮詰まって、秋から冬にかけて台本が仕上がり、キャスト人選が始まり、ロケハンがスタートして……結局年末か年始にクランクインし年度末にクランクアップ、翌夏or秋に公開、という流れが出来上がる。ここ最近の“広島発ヒロインアクションムービー”はまさにこのサイクルで続いている。
 
 20歳代や30歳代の頃は、中・長編をひと月で2本撮り上げたり、半年で3本完成・公開に漕ぎつけたりと、無茶ばかりしていたが、さすがに近年は1年に一本が限界だ(本当はもっと撮りたい、と、気持ちだけは旺盛なのだが、如何せん体力が……)。だからこのサイクルがずっと続くような気がする。
 
 となると、今は、農業でいえば“種蒔き”にあたる重要な時期なのだが……前作『特命探偵☆葛城アキ』の完成がまだなので、そっちの方に関わらなければならない。ただ、今後のことを考えて、せめて“種蒔きの準備”ぐらいはしておこうと思う、そんな夏の夜長である。