神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

物理の不可能を映像が可能にした

 “天使諜報シリーズ”の神宮寺真琴は、事件の黒幕の前に現れるとき、決まって変装した衣装を脱ぎ捨て、赤い戦闘服姿に“早変わり”する。それがたとえ制服でもスーツでも、そしてタイトなウェディングドレスであってもお構いなし。物理的な不可能を映像的な可能に変えて、彼女は颯爽と“変身”する。
 
 この“変わり身”、広島発ヒロインアクション第一弾『令嬢探偵★モロボシアイ』のそれであり、また敬愛する土曜ワイド劇場版・明智小五郎天知茂)のそれであったりするが、もっとも影響を受けたのは、何といっても斉藤由貴版「スケバン刑事」だ。
 
 劇中彼女は、ライダースーツからセーラー服姿に変身する。まさに物理の常識を越えた奇跡のシーンだ。
 
 そんな奇跡のシーンがイメージされたスチールを見つけたので、思わず拾って載せてしまった(笑)
 
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 こtれ、これですよ! 何ともすばらしくカッコイイ! 本当はスカートが入っているはずの下半身の方が物理の常識を越えているんだけどね(笑)
 
 こんな非常識なシーンを取り入れつつ、予定調和・勧善懲悪のエンターティメントに仕上げているからこそ、80年代当時の東映系ヒロインアクションに惹かれるんだけどね。セーラー服の華奢な子が、いきなりバズーカを素手でぶっ放す「少女コマンドーいづみ」もしかり(笑)
 
 やっぱ、バカバカしい位の“夢”が映画(ドラマ)にはないと……(笑)