神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

神宮寺真琴はどこのファン?

 “広島発ヒロインアクション”の中核をなす『天使諜報』シリーズの主人公・神宮寺真琴は大阪近鉄バファローズファンである。これは、シリーズ第2作『市民の敵は場外へ飛ばせ!』の無料公開限定編集“野球版”のラストに無音で口走るシーンに由来する。
 
 では何故そんな設定になったかというと……答えは簡単。かくいう監督の私自身が、広島在住でありながら、かつて大阪近鉄バファローズのファンだったからである(笑)
 
 大阪近鉄バファローズといえば、去る2004年、悪辣なる球界再編をもくろむ邪な連中の手によって、オリックスとの合併・消滅を余儀なくされた悲劇の球団である。そんな近鉄バファローズのユニフォームを、選りに選って球団消滅の急先鋒・オリックスは復刻すると言い出した。そしてこの8月12日より、本当に復刻されたユニフォームを着た“オリックスバファローズ”の面々は、3試合限定ながら試合を行った。
 
 合併騒動以来、球団喪失に奔走したオリックスは勿論、散々ファンを煽った挙げ句、ちゃっかりオリックスの応援に興じている「大阪紅牛會」に対する怒りから、「どんなことがあっても絶対にオリックスは応援しない・金は落とさない」と堅く心に誓った身ではあるが、今回の復刻が、合併当時やV2時代ではなく、私が初めて近鉄バファローズに興味を持った1975年当時に着用していたものだったので、つい、大枚叩いてグッズを購入してしまった。情けない話である(涙)
 
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 そんな訳で、この3連戦だけは、憎っくきオリックスを脳内では「これは70年代の近鉄バファローズなんだ」と思いつつ、CSに齧り付いて応援もした。結果は2勝1敗。最終戦はイスンヨプ(マリーンズを裏切って讀賣に走った、これもユダ)の劇的サヨナラ2ランのおまけつきだった。
 
 ちなみに、70年代、背番号25の内野手だったのが吹石という選手。その娘が今をときめく女優・吹石一恵である。彼女の弟は、昨日あり得ない9回逆転劇で強豪・横浜高校を下した智辯学園(奈良)のOBで甲子園組でもあった。
 
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 写真はかつて近鉄バファローズのファン感謝デーで近鉄VS讀賣戦が行われたときの、始球式でのシーンである。当時ユニフォームは新しい物に替わっていたが、敢えて父親の全盛期のデザインで、父親の背番号25を背負って始球式に臨む一恵嬢の心意気(そして関係者の尽力)には感激だ(笑)
 
 「市民の敵は場外へ飛ばせ!」では、神宮寺真琴嬢にカープのユニフォーム姿で戦ってもらったが、またいずれ、ユニフォーム姿で戦う真琴嬢を描いてみたいと思っている。