神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「ひろしま映像ショーケース2020」

 先日もここで紹介しましたが、来る8月29日に、広島市中区広島市映像文化ライブラリーにて「ひろしま映像ショーケース2020」が開催されます。本来ならば、昨年度の3月に開催される予定でしたが、件の新型コロナウイルスによる広島市ガイドラインによる開催自粛要請を受けて「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」同様、延期の憂き目に遭ったのですが、関係各方面のご尽力によって、この度無事再開の運びとなりました。今では、とかく単独の上映活動が続いている広島のインディーズムービーグループが一堂に会する貴重なイベントであり、かつ広島インディーズムービー界の活動を紹介する稀有なイベント故、このような形で今年も開催されることは、無上の喜びです。

 

 ただ、当団体としては、昨年制作した『THE 争奪戦っ!』を含め、手持ちのデジタル作品の殆どを当イベントで公開済みで、私も新作が撮れていない状況故、残念ながら8ミリフィルム時代の作品のテレシネDVD上映しかできないのは申し訳ない限りですが、奇しくも、親愛なる大林宣彦監督か逝去された年に、かつて氏に憧れて映画制作をはじめ、氏の『さびしんぼう』に登場する渡船の地元愛称をグループ名にし、そして氏の作風に影響を受けて撮っていた往年の“ファンタジー”路線の作品を上映できるのも、何かの縁と思っています。大林監督に憧れ、それでいてどこか大林監督を生意気にもライバル視していた1990年代、当時まだ氏の作品になかった女性同士のファンタジーを、「原爆」という広島のテーマに則って制作したのが、この度上映してもらう『シューリンクス』です(その直後、大林監督は、『ふたり』で女性同士のファンタジー尾道で撮ってたんだけどね(;^_^A)。

 

 かのドビュッシー作曲によるフルートの名曲「シリンクス」の調べと共に、ギリシャ神話における「シュリンクス」と「牧羊神パーン」との悲しい伝説(「パンフルート」の成り立ち)をベースに、戦後36年目の広島を舞台にした哀しくも不思議なファンタジーを、宜しかったらご覧いただけたら幸いです。詳細は以下に記しますので、近郊の方、是非!

 

 

 

 

ひろしま映像ショーケース2020〜広島発!インディーズムービー〜

日時   2020年8月29日(土)14:00〜18:30
場所   広島市映像文化ライブラリー
入場無料 (84席)
上映作品 

「かわひらこ」(67分)
「シューリンクス」(50分)

アジア競技大会前夜の1991年の広島を舞台に、1本のフルートを巡って2人の”ショウコ”が織りなす、時空を超えたファンタジー。今回も往年の8ミリフィルムテレシネ公開。
「おはぎ」(54分)
「Lost of the memorial nuked Tile」(40分)

 

※10:30~14:00までは学生作品を上映

 

※詳細はこちらから

http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/calendarNext.html?id=showcase