神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「ひろしま映像ショーケース」復活!!

 未だ新型コロナウィルス禍による自粛ムードが世を席巻している中、それでも徐々に広島インディーズムービー界も、創意工夫をしながら、上映活動や制作活動を再開しつつある状況です。

 

 そんな広島インディーズムービー界の先陣を切って、去る3月14日の開催が延期となっていた、広島市映像文化ライブラリー主催の恒例事業「ひろしま映像ショーケース2020〜広島発!インディーズムービー〜」の振替上映が晴れて決定しました!(^^)

 

 

 「ひろしま映像ショーケーズ」では、学生映画と共に、広島で活動する数多の映画作家の作品を一堂に会して上映する、いうなれば広島インディーの“見本市”のようなイベントです。かつては大学映研や映画サークル主催の上映会でいろんなサークル・監督の作品が集う機会が多くあったのですが、最近は各団体とも自分のところで配給・上映が可能になった分、他都市の作品は招聘しても、同じ広島作品が集う場ほとんどなくなってしまいました。この点は当サークルとしても自戒を込めて書いているのですが、それだけに、広島市の施設が主宰して行うこの事業は、広島の映画作家にとっても、研鑽の意味でとても貴重であり、且つ、多くの方にジャンルを超えて数多の作品を観ていただくとてもいい機会となっています。

 

 それだけに、去る3月の延期で、今後にとても不安が募っていたのですが、ライブラリーの方々のご尽力によって、ここに復活したのは実に喜ばしいし、また大変ありがたく思っています。

 

 ちなみにこのイベントでは、かつて『女子高生戦士☆英あいり』を除く、全ての“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズ作品を上映してもらっていますが、シリーズ番外編の『THE 争奪戦っ!』も既にここでの公開を終えていますので、この度当方が出品したのは『シューリンクス』という、1991年の広島で撮影した長編の8ミリフィルムの映画です。上記の“広島発ヒロインアクションムービー”以降の当サークル「イチヱンポッポフィルム」の作品からご覧になっている方々には意外と思われるかのしれませんが、本作は完全なるファンタジー作品です。それも大林宣彦監督に思い焦がれて撮った、甘く切ない作品です。

 

 当日は8ミリフィルムをテレシネビデオ化したものを上映するので、画面のざらつきや不鮮明さ、そしし不安定な音声などお見苦しい点があるかとは思いますが、アジア競技大会前夜の広島で、普遍的なテーマを取り扱った作品ですので、近郊の方、宜しければ是非会場に足をお運びください。何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m


ひろしま映像ショーケース2020〜広島発!インディーズムービー〜

日時   2020年8月29日(土)14:00〜18:30
場所   広島市映像文化ライブラリー
入場無料 (84席)
上映作品 

「かわひらこ」(67分)
「シューリンクス」(50分)

アジア競技大会前夜の1991年の広島を舞台に、1本のフルートを巡って2人の”ショウコ”が織りなす、時空を超えたファンタジー。今回も往年の8ミリフィルムテレシネ公開。
「おはぎ」(54分)
「Lost of the memorial nuked Tile」(40分)

 

※10:30~14:00までは学生作品を上映