神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

自由な時間

 諸事情あって、今後はちょっと生活じみたネタも書きますのでご了承ください(苦笑)
 
 “ヒロインアクション”が好きで、そんな映画も撮ったりする……そんなマニアックな趣味を持つものにとって、一番大切なのは“自由な時間”“一人の時間”だ。
 
 取りあえず“ガチャガチャ”をやっても(半ばあきれ果てながらも)容認してくれる妻や、一緒になって『ウルトラマン80』『バトルホーク』『猿の軍団』等を観てくれる娘たちといった、比較的恵まれた家族環境にあるとはいうものの、結婚するまでの人生の半分(後半)ぐらいを気ままな一人暮らしで過ごした身にとっては、何とも窮屈な日々を過ごしている。
 
 以前は仕事以外では全部“映画”のことを考えてい過ごすことができた。大画面のモニターで、思う存分映画を毎日観ていたし、食事や入浴以外は、ずっとPC(それ以前はワープロ)に向かって、映画のネタを延々考えては書き取ることができた。仕事に遅れなければ、何時まででも作業は可能だったし(とはいっても、逆に自由度が高くて、あんまり夜更かしをする必要もなかったが)、とにかく思う存分趣味の世界にのめり込むことができた。勿論、心の片隅ではそんな自堕落な生活を恥じたり、寂しさや、見果てぬ結婚生活への憧れで眠れないほど悩むこともしばしばだったが……(だから訳知り顔で「結婚なんて大変だから、独身の方がよっぽどいいよ」なんて無責任に言い放つことはしたくないな)。
 
 しかし今の生活を振り返ってみると、残念ながら“映画”の時間は、我が睡眠時間を削ることぐらいでしか確保できない。映画だって自室(それでもあるだけましか……)の小さなモニターでDVDを観るに過ぎない。何かと家族のリクエストが多い週末に撮影日程を組むなんて至難の業。しかも映画となるとスタッフキャストの都合により日程はこっちの都合では決められtない。そんなわけで、我が映画の日程だけでもこれだけ家族と自身の精神に負担をかけなければ獲得できず、結果他の現場やお誘いに顔を出せない、という事態が生じてしまう。そんな訳で、毎度の“不義理”ごめんなさい。
 
 様々な方の尽力によって、今とても映画を撮りやすい環境を整備していただけたのに、我が都合で思うように映画が撮れないもぞかしさを感じている。尤も、映画なんてマニアック且つ手間な趣味さえもっていなければ、よっぽど楽しい人生を歩めるのだろうけど……何とも因果な話だ。
 
 それでも、当方の上映会に足を運んでくださる方々や、各方面で応援してくださる方々のためにも、何とか頑張っていきたい、と思っている。