神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ナンシー・アーチャーの正体は?

 果たしてこれが“アクションヒロイン”と呼べるのか、甚だ疑問ではあるが、今日のヒロインは“ナンシー”。と書いてもおそらく誰もピンと来ないだろう、その実体は(下の画像参照)
 
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 そう、彼女こそ悲劇のヒロイン『妖怪巨大女』その人だったのである(笑)。
 
 私が生まれる前の、典型的なアメリカB級SF映画。それにしても正式なタイトル『Attack of the 50 Foot Woman』に、あろうことか『妖怪巨大女』って邦題をつけるなんて……きっと東宝(大蔵)系で配給されたのだろう(笑)
 
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 さてこの作品、私は小学校時代、それも白黒テレビで休日の昼間に観た記憶がある。当時は内容に関して何の情報もないまま、この種の扇情的なタイトルをつけられたSFホラー(っぽい)映画がテレビで流れること自体嬉しくて仕方がなく、そんな流れで本作も観たような気がする。もっとも、この時は都合で途中からみることとなり、前半の禿頭の巨大宇宙人の登場は最初から観ていた人から聞かされただけで、未だにその姿を拝見はしていない。
 
 
 物語は、簡単にいえば巨大な宇宙人に遭遇した主人公が、その時受けた首の傷が元で突如巨大化し、浮気な夫を捜し回る、というもの。実際には、主人公ナンシーアル中の傲慢な女だったらしいし、痴話喧嘩の件など結構“アダルト”な内容だったようだが、私が見始めた頃は、巨大化してしまったナンシーをどう処置するとか、原因は何か、等とあれこれやっているうちに、当の巨大ナンシーは逃亡。浮気な夫を捜し出して捕まえたまま、高圧電線に触れて“無理心中”を図るといった後半からラストだったので、死んでいく巨大女の悲哀ばかりが印象に残ってしまった。
 
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 ちなみにこの種の“巨大女”ものは、“巨大フジアキコ隊員”からロジャーコーマン制作の『アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン』『ダリル・ハンナジャイアントウーマン』、果ては古代少女隊ドグーンⅤ 第10話『妖怪古代団地妻 登場』」(笑)に至るまで実に奥深いジャンルだけに、またいずれ詳しく纏めてみたいと思っている(笑)