敗北主義
昨日の日記の続きになってしまうかも知れないけど……
どうも物事をネガティブにしか考えられない気質が染みついているらしい。例えば昨晩の日記を考えても、ポジティブ思考で考えれば、とても都合のいい話じゃないか。
まずは“個人の妄想”という形でスタートする(この点は芝居の比ではない)映画の企画に、それでも参加を表明し、別に作品をぶち壊すわけでもなく、真摯に演じ協力し、その結果一本の作品は確実に出来、それは私のフィルモグラフィーにカウントされる。最終的には映画は監督の物だもの。
出来上がった作品を公開すれば、必ず人は観に来てくれる。人数の多少はあるものの、これは尊いことだ。完成までこぎ着けながら、未だ公開の機会に恵まれない、おびただしい数のインディーズムービーを考えれば、誠に有り難い。
昨今の優秀なキャストのきちんとした演技、インディーにしては本格的な音楽・殺陣によって、最近は今までのような“独りよがり”な作品とはならなくなり、アンケートの感想も概ね良好。
映画に限らず、家族のこと、仕事のことなど、本当は有り難いくらい恵まれているはずの環境なのに、それに不満・不安ばかり抱いて少しも気が晴れない。全く無駄なエネルギーの消費だ。先日のような日記を書いたところで、改善はおろか仲間を失うだけだ。
なのにつまらぬことで悩み……否わざわざ悩みの種を探し、それを頑なに思い詰めて、幸福を不幸に変えてしまっている。
まさに自ら望んで“敗北主義”に浸っているようだ……(苦笑)