神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ポスト“神宮寺”

 こうタイトルに書くと、「ついに“神宮寺真琴”に続く新キャラクターシリーズの開始か?!」と思われてしまうかも知れないが(笑)、要は、今後どんな映画活動を続けていこうか、という話だ。
 
 差し当たり『シンデレラの懸賞金』によって、『天使諜報★神宮寺真琴』シリーズは三連作、いろんな意味で切りのいい時期となった。新作は今までのものより倍近い尺の“特別編”といった感じだったし。
 
 実はこう見えて、私(監督)は元々、大林宣彦監督の“尾道三部作”に触発されて、自主映画の道に入ったわけで、それ以来ずっと、俗に云う“ファンタジー色”の強い映画ばかり撮ってきた。およそ四半世紀にわたる映画活動の中でも、この種の“ヒロインアクション”を撮ったのは最後の3年間のみのことだ。
 
 おかげさまで、“神宮寺真琴”を撮り続けた3年間のうちに、いろんな意味でそれまでとは比較にならないほど恵まれた“映画環境”が整ってきた。機材などのハード面。うんと低くなった地元劇団員との敷居。自主映画にも極めて協力的・献身的なフィルムコミッションの存在などなどだ。
 
 そこで、一新した環境の元で、改めてかつて自分が撮って来たノリの新作映画“大人のファンタジー”に着手しようか(企画・台本も現在なくはない)、それとも、“ヒロイン”“アクション”にとらわれなくても、かっての「日活」や「東映」のノリでベタベタコテコテの劇映画を撮ってみようか、なんて考えたりする。
 
 勿論回りからの要望があれば、もしかしたら“神宮寺真琴”再登板があるかも知れない。諸条件が揃ったらだけど……
 
 いずれにしても“ポスト神宮寺真琴”がどのような形でスタートするか、今は胸に秘めつつ、差し当たりイベント明けのまったりとした時間を過ごしている(笑)