アクション指導！

 

 

　その後の調整で、本来第２弾となるはずだった21・22日の連休ロケが事実上のクランクインとなった。もともと７日のロケは肩慣らしのつもりで軽めにして、第２弾でガッツリ撮る予定だっただけに、この結果イン日から超過密日程をこなさなければならなくなってしまった。

 

　新たなイン日を一週間前に控えた14日には、午前中に満里奈役の役者さんの衣装合わせを行い、午後からは『神宮寺真琴』シリーズ通じて殺陣を担当してもらっているＵ氏に、本作の殺陣をつけてもらうべく、一路安芸区スポーツセンターへ。

 

　実はＵ氏は、週末に太極拳の教室を開講している指導者でもあり、自身も年数回の大会（試合）に参加する猛者でもある。今回はクライマックスの大立ち回りを撮るロケ日に、旅行の都合でどうしても参加できないとあって、事前にその殺陣をレクチャーしてもらおうと、ＩＰＦのスタッフＩ君と共に足を運んだというわけだ。

 

　Ｕ氏の指導する太極拳は、“見た目はさりげなく、実際は破壊力がある”という、本当に実戦向きの拳法なのだが、さすがに映画用ということもあって、いろいろと大胆な技を準備してくれていた。

 

　まずは口頭で説明し、その後Ｉ君を相手に技をつけ、最後に私とＩ君とで演じる殺陣にアドバイスをもらう、といった流れだったが、約１時間に及ぶレクチャーで、私もＩ君もしっかり筋肉痛に苛まれてしまった（笑）

 

　こうやってまた一つ準備が終了し、ついに本当のクランクイン日を迎えることとなった。

 

※写真は殺陣指導の一コマ