神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

撮影前の大仕事

 映画制作の第一歩は人集めだ。インディーズムービーの場合、これが結構大変になってくる。
 
 幸い『天使諜報★神宮寺真琴』シリーズは、すでに主役の2人「真琴」「桂」の両名が引き続きの参加になるので、キャストの人選に関しては比較的恵まれている。またシリーズを通じて“音楽(楽曲)”“殺陣”の専属スタッフの存在や、主催サークル・イチヱンポッポフィルム(IPF)のメンバーが常時、制作を後方支援してくれているもの心強いかぎりだ。
 
 もっとも、今回の作品『シンデレラの懸賞金』に関しては、シリーズの過去2作品と比べても規模が大きく、他の主要キャストの人選やロケ地の都合など、諸問題が山積していた。
 
 まずはキャストの人選だが、これに関しては主に広島で活躍するアマチュア演劇人に参加してもらっている。最近、舞台を観る機会も多ので、そこで見初めた役者さんや、IPFのメンバーで演劇界でも“元締”のように活躍しているY君や、私と同じく広島の地で多くの映像作品を手掛けるYさん(今思うと2人ともイニシャルは“Y”だった……)に紹介して貰った人などが、今回の作品のキャストとなった。ただ総勢11名の大所帯で、しかも1回のロケで同時に8人のキャストに来てもらわなければならない事態もあって、個々の都合を本にした日程調整は難航を極めた。
 
 もっとも、それでもこれだけのメンバーが1本のインディーズムービーに集結すること自体、非常に難しいことであるだけに、関係各方面には、いつもながら頭が下がる思いだ。やはりそれまで紙面でしか存在し得なかった台本上のキャストがこうして実現化していく過程はいつも高揚する(笑)
 
 ロケ地に関しても、いつもながら“広島フィルムコミッション”のNさん尽力によって、個人レベルでは決して借りることが出来ない施設でのロケも可能となり、準備は着々と進行していった。そんな中で、いよいよクランクイン日も2010年3月7日に決定した。ところが……(続く)