神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

懐かしのメンバー集結!

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 翌15日には、前の週に撮れなかった桂絡みのシーンを、市民球場と公園で撮り、この日で準主役の桂の出のシーンはクランクアップした。前作では真琴のマネージェー役に徹した桂も、今回は天使諜報の一員としてアクションもこなす。結構凛々しいシーンが撮れたと満足。尤もこの頃は家族皆でインフルエンザに感染していたときだったので、マスクが手放せない撮影だったなぁ……

 その後、月が改まっての3月14日、冒頭のエレベーターシーンを、市の施設を借りて(考えてみれば、球場もある意味では市の施設だが)撮影した。この日は襲う用心棒を殺陣を担当する太極拳の先生に、襲われる職員役を当団体メンバーで今回人選で頑張ってくれた演劇界の顔役に、それぞれ演じてもらったが、彼らに限らず、今回の作品では、私がかつて撮った作品にかなり重要な役で出てもらったメンバーに、多数再登板してもらっている。用心棒役は『タフ☆ガイ』('98)という映画の“牛乳が苦手な武道家”を、職員役は『むてっぽう。』('98)という映画の“大蔵組若頭”を、敵役のゼネコン社長役は『新人代謝』('96)という映画の“死んだ娘を甦らせる狂気の科学者”を、その配下役は所属団体処女作『いつも見ていたヒロシマ』('86)という映画の“被爆死した少女の霊と心を通じ合わせる高校生役を、そして牛島室長役は『幻触』('98)という映画の“イメクラの客”役を、それぞれ演じてもらったことがあり、さしずめ「往年のIPF作品の同窓会」的側面も備えた映画になってしまった。

 この日の撮影も午前中に終了し、いよいよクランクアップまで残り1日を残すのみ。だがこの時点でまだ最後の撮影に不可欠な市会議員役が決まらず、季節の変わり目(つまりロケの出来る限界)を前にして余談の許さない状況は続くのであった……(続く)

※写真はマネージャー役の桂。市民球場をバックにアクションポーズもまた凛々しい!(笑)