神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“先祖返り”の『凪いだ、あの夏の日』

 例えば東映の「波バシャーンの三角マーク」を観るとB級アクション・バイオレンスを思い浮かべたり、松竹マークの「富士山」を観たら脳裏に『男はつらいよ』の前奏が駆けめぐったり、にっかつの「夕陽のNマーク」を観たら……(以下自主規制(;^_^A)と、それぞれの映画会社オープニングマークに独特のイメージがあるように、昨今のIPFの「汽笛・一円玉・汽船」マークを観たら、ヒロインが悪党をバッタバッタと叩きのめす映画を期待させてしまうかも知れません(;^_^A。しかし、そもそも「イチヱンポッポ(一円ぽっぽ)」の由来もマークの中の「汽船」も、元をたどれば大林宣彦監督作品『さびしんぼう』に登場する「福本渡船」の愛称にインスパイアされて決めたグループ名・マークなんで、それで行けば、切ない「ファンタジー」こそ、IPFのルーツなのです(^^)

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 そんなファンタジー路線まっしぐらの時代の第1回作品『いつも見ていたヒロシマ』に主演してくれたのが、石井清一郎君。それから幾星霜、結成時の精神を忘れ(;^_^A B級ヒロインアクションムービーを量産する昨今のIPF(というか私ヾ当団体では主にカメラマンとして、プロ顔負けの素敵なスチールを撮ってくれています。そんな石井カメラマンが、この度初監督作品『凪いだ、あの夏の日』を撮ることになり、過日無事クランクインしました!(^)  内容も、久し振りに“先祖返り”した、良質のファンタジー作品で、件のIPF第1回作品制作当時の感性・精神を未だ持ち続け、それを『凪いだ、あの夏の日』で実現してくれようとしている石井君には感謝感謝です!

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 カメラマンとして鍛えた彼の腕前が映像にどのように活かされるか、今から期待が尽きません。完成が待たれます!

 私も自分の中の「ファンタジー魂」が甦りそうです!


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