神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『宇宙大怪獣ドゴラ』の里に

 先日の北九州旅行で、念願の若戸大橋渡橋が叶った。それは、昨年より若戸大橋の走行が無料になったためで、今にして思えば逆に一度でも有料の時に渡っておくべきだった、なんて都合のいいことばかり考えたりするんだけれど、とにもかくにも、昨年は橋梁の下から見上げるだけでお茶を濁した若戸大橋を、ともかくも戸畑側から若松側に向けて渡ってみた。

 もともと渡ることが目的だったので、渡った先で何かしようと言うわけでもなかったが、ブラブラ車を走らせているウチに「高塔山」なる小高い丘の公園を発見した。そこでピンと来たのは、「ここって『宇宙大怪獣ドゴラ』の中で、中村伸郎と藤山陽子が中村の教え子である防衛隊指令の藤田進とばったり出会うシーンじゃないか、ってこと。そこで勇んで山道をせっせと車で駆け上がり、丘の上にある高塔山公園にやってきた。

 公園の先にある展望台から、今し方渡ったばかりの若戸大橋を眺めると、確かに『ドコラ』で観た記憶のあるアングルというか、この橋を眺めるのには絶好の場所だった。もしこんな位置から、ドゴラに破壊される若戸大橋や、かつてその周りにあったであろう石炭氷像地からドゴラによって吸い上げられ舞い上がる無数の石炭の群れを観他ならば、恐ろしさを通り越して見惚れてしまうんだろうな、なんて思ったね(;^_^A

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 後に帰って実際に『宇宙大怪獣ドコラ』を観直していると、確かに高塔山公園だったらしいが、当時は今は亡きロープウェイがあったことを知った(1971年に廃止)。それにしても、若戸大橋と共にこの公園が整備されたのが1962年で、『ドゴラ』の公開が1964年(それでも東京五輪直前)だったことを考えると、当時はできたてのホットなスポットだったんだろうと推察さえれる。だから当時の東宝のドル箱であった「怪獣映画」の舞台に選ばれたんだろうな(;^_^A

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