神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「ヒロインたちの鎮魂歌」が流れる「桃の節句」に想う……

 今日は桃の節句。俗に言う「雛祭り」の日である。要は男子の「端午の節句」に相対する女の子な健やかな成長を願う、女の子を祝う日でもある。しかしいつも気になっているのは、その“主題歌”ともいえる「うれしいひなまつり」の音色だ。


 こんな祝いの日に、何であんな哀調溢れる音色なんだ。それこそ曲だけ聴けばまるで「レクイエム(鎮魂歌)」のよう。それを“女の子が一番祝福される「雛祭り」の象徴として流すなんて……あたかも「結婚式」という女性にとっても最高の門出の日に、いきなり式場を襲われ、最愛の夫を殺害された……そう、『キル・ビル』(クエンティン・タランティーノ監督)の主人公・ブライド(ユマ・サーマン)の境遇のようではないか!?

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 我がヒロインアクションにおける“バイブル”でもある「戦う女たち 日本映画の女性アクション」の中に引用されている“悦っちゃん”こと志穂美悦子の言葉「女が戦うってことが悲しみじゃないですかねぇ」でいくと、「こじつけ」の指摘上等で書くけれど、日本の女性は生まれながらにして、「ヒロインの宿命」を背負わされている、ってことになるかな?ヾ(--;)ヾ(--;)

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 そんな訳で、勝手に今日という日を「日本ヒロインアクションの日」と命名したい勢いなんだけど(;^_^A、本来男以上に「悲しみ」を背負って戦わなければならない(“超”完全無欠のワンダーウーマンやLUCYでさえ、その抱えるものは深く重い……)古今東西のアクションヒロインに思いを馳せつつ、今は来たる9・10日と16日に公開される当方制作の3本の作品が少しでも多くの方々に御覧いただけることを祈念したい。そう言う意味では今回の3作品とも、登場するヒロインは程度の差こそあれ、一応に悲壮だったりする。程度の違いこそあれ………
 


〈今年の“桃の節句”を彩る、今回公開される当団体作品ラインアップ〉
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『天使諜報★神宮寺真琴~市民の敵は場外へ飛ばせ!~』(2009)
「わかもの映画祭」(広島市青少年センター) 3月9日(土)13:00からの回にて上映(15:00前後頃)
Photo by Naoko Kato


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『THE 争奪戦っ!』(2019)
「わかもの映画祭」(広島市青少年センター) 3月10(日) 14:00からの回にて上映

Photo by Seiichiro Ishi


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『むてっぽう。』(1998 ・ 8ミリフィルム・テレシネ)
ひろしま映像ショーケース2019」(広島市映像文化ライブラリー) 3月16日(土)14:30より上映
Photo by Naoko Kato


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