神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

大杉漣を超えてゆけ!

 かの川内康範先生の原作にして、70年代特撮ドラマ界を席巻した問題作『正義のシンボル コンドールマン』。そこに登場する悪の軍団・モンスター一族の尖兵であった「ゼニクレージー」が、現在、まさかまさかの“奇跡の復活”を遂げてしまったぁ!!

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 これは星野源が出演しているNTTDokomoのCMの中で、金の亡者の「ゼニクレージー」がキャッシュレスの現代社会で何をする? というネタ的にはタイムリーなキャラなんだけれど、そもそも「ゼニクレージー」なんて、針の先ほど限定された世代を除いては超マイナーな怪人キャラだけに、敢えて“彼”を抜擢したCMプロデューサーの英断には拍手を送りたい……っていうか、俺と同じ世代なんだろ!!(;^_^A

 ところで、今回この「ゼニクレージー(そもそもこのストレートすぎるネーミングが何ともエゲツない! さすが川内康範先生!(;^_^A)」を演じているのが、このブログでも何度か紹介した光石研。福岡出身で、元々地元を舞台にした映画『博多っ子純情』に役者として抜擢されてから自身のフィルモグラフィーをスタートさせた訳なんだけれど、前にも書いた『深夜食堂』の「再び赤いウインナー」では、涙腺チョチョギれる名演技を魅せてくれたこと(https://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/29744244.html)で、最近つとに気になっている俳優でもあった。

 そんな光石研だが、『シン・ゴジラ』では東京都知事まで演じきっているので、今回の「ゼニクレージー」のことを考えると、その芸風の振り幅の凄まじさには舌を巻く思いだ。そういえば、同じく『シン・ゴジラ』で内閣総理大臣役を務めた故・大杉漣も、“平成”仮面ライダーの映画で、「地獄大使・ガラガランダ」を演じた経験があり、これに「ピンク映画のレイプ犯」という更な振り幅のある彼には及ばないものの、光石研もしっかり彼の歩んだ道を追随しているように見えて何とも楽しい(;^_^A  確かに2人とも“名バイプレーヤー”といってもいい存在だし……

 あ、そうか、二人はテレ東の『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』でも共演していたんだっけ………!(;^_^A