神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

懐かしの「たる募金」に「思いを馳せて

 先日、広島の“ロスト”を嘆いたばかりなんだけど、そんな折、部屋を整理していたら思いがけないものが出てきた。

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 これは、旧市民球場の今後を考えていたかれこれ10年くらい前の頃に、広島の巷で配布されていたシールだ。当時は旧市民球場に代わる新旧嬢を何処にどのように建てるのか議論していた頃だと思うが、それでも確か3億円近くの「たる募金」が集まった、記憶している。

 確か“●”のFA移籍による年俸が、ここ5年間で7億円という。たる募金のたかが数億円なんて消し飛ぶぐらいの金額だけど、そんなとるに足らない地方都市市民の数億と、親会社の広告費として税制免除される巨額のFA選手の年俸のどちらが尊いか……今の貧富の差を助長する政策と、金による基準が横行する望ましくない現代日本の価値観に照らし合わせると如何ともしがたいが、それでも、そんな大企業には及ばない市民のなけなしの銭で構成された「たる募金」に思いを馳せるっていう発想が、「浪花節」の我が国にあってもいいんじゃないか、って思うね。