広島“ロストワールド”

　最近レンタルショップに行ってみたら、今まで片隅に置いてあった『リンキングラブ』が本数を増やして中央に並ぶ中、広島ロケを謳った『こいのわ』が僅か２本で片隅に追いやられていた。今年観た映画のベストワンに『リンキングラブ』を推したい身としては喜ばしいことなんだけれど、霜月最終日の“ロス”を体験しただけに、端に追いやられた『こいのわ』が何とも傷ましい……といっても両方好きです……

　サンフレの優勝記念号を読み返したとき、西川や石原や高萩の姿を観ると何とも寂しかったように、今まで買い貯めたカープの優勝記念号も、余り観たくないページが出来てしまった。広島のとある大型スーパーでは“●”のユニフォームが３割引で売られていたが、殆ど手つかずの状態。逆に新井とエルドレッドのユニは、既に在庫なし状態。特にエルは……

　今まで貧乏故地方球団故、嘗めてきた辛酸。しかしカープにせよサンフレにせよ、今までの“頑張ってるのに横取りされる”から、“横取りされても頑張れる”球団に逞しく成長してきているのではないか、って思う。まあ、これまでの三連覇事態、奇蹟のような出来事な訳で、2016年以降も、ハナから優勝を期待したことなんてなかった。何かあれよあれよという間に頂点に立っちゃったけど。

　まあ、それでも優勝できればそれで嬉しいし、出来なくて低迷しても、きっとズムスタのチケットは取りやすくなるだろうから、それもよしか。ま、気張らず来年もそこそこ楽しもうかね、ぐらいに考えないと、実はやり切れないよ(ﾉ_-｡)