恩讐を超えて
再放送を家内が録画してたんで観賞したんだけれど、あの昭和50年の喧噪を体験した者ならば、必ずグッとくる内容だ(;^_^A
アナザーストーリーズ 運命の分岐点【広島カープの奇跡~弱小球団 30年目の革命】
ところで、改めて思ったんだけど、被曝後30年目にして訪れた「おらが街の弱小貧乏球団の優勝」は、やはり単なるプロ野球の話題ではなく、日本の“戦後”とも密接に繋がる歴史と見なければならない出来事だったのかもしれない。
それにしても、先の戦争で沖縄や長崎と共に、もっともアメリカから悲惨な被害を被った広島の地に誕生したチーム・広島東洋カープが、プロ野球界で初めてアメリカ人の監督を受け入れ、しかもそのアメリカ人監督ジョー・ルーツが築いた礎によって初めての優勝を手にした、て事実は、いろんな意味で重いと思う。
広島カープの大恩人、“闘志の人”ジョー・ルーツ
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今こそ、我々は「恩讐を超えて」という言葉を噛みしめなければならないのかもしれない……
※それにしてもこの番組、故ルーツ氏の家族や、あのV1を支えた助っ人のゲイル・ホプキンス、リッチー・シェインプラム(シェーン)の今を垣間見ることが出来たし、惜しくも今年他界した、“鉄人”衣笠祥雄の晩年の雄姿が観られる点でも貴重な番組だったな(^^)