神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『学園特捜☆伍代聖羅』inBURNING SPIRITS 2018 FUKUI

 いよいよ今週末(来週?)の9月2日(日)に開催される「BURNING SPIRITS 2018 FUKUI」。その蒼々たるラインアップに混じって上映されるのが、当方の『学園特捜☆伍代聖羅』である。

イメージ 1

 本作は一昨年の2016年1月にクランクインした作品である。当方では2006年11月に制作を開始した『令嬢探偵☆モロボシアイ』以降、“広島発ヒロインアクションムービー”と称して、ヒロインが悪党を小気味よく打ち倒す映画を連続して8本撮ってきた(うち7本は不肖私めの監督作品)が、その中で本作は「ヒロインは2つの顔を持つ」「仄かな恋と任務の狭間で(ちょっぴり)苦悩する」「ヒロインのバックには巨大組織があり、彼女をサポートするマネージャー的存在がある」「時事ネタで勝負する」「ストーリーは“予定調和”で“完全懲悪”」といった、往年邦画のプログラムピクチャーというか、80年代東映系ヒロインアクションドラマというか、そんなノリで撮った映画だった。

 主演の子は空手の心得があったし(もっともスーツを着てパンプス履いてのアクションは大変だったらしいが……)、敵役で登場した面々がアクションに特化した演劇集団だったこともあって、殺陣の方は結構頑張ってくれた。ロケは実質2日半で、クライマックスも途中雨が降りしきる中、それでも強行して、1日で撮り挙げた。その短期間故の現場の緊張感や凝縮感が、いい方に作用した作品で、個人的にも結構気に入っている作品である。

イメージ 2

 見所は、主人公・伍代聖羅の、仮の姿である女子高生シーンの可憐さと、後半のエージェントとしての“侠気”ぶりのギャップや、彼女を取り巻く男性陣の個性のぶつかり合い、そしてヤクザたちに翻弄される女子高生たちのナチュラルな演技、とりわけ、次回作で主演・英あいりを務めた広島のロコドル・ILOVEU@あいり嬢の初演技も特筆すべき部分である。また、その年の広島東洋カープの25五年ぶりのセリーグ優勝を予言したかのような設定・台詞も注目である。

 アクション、というよりも「ヒロイン映画」の意味合いが強い本作だけれども、上記の見所を注目して観ていただけたら幸いである(;^_^A



福井自主制作映像作品上映祭 「BURNING SPIRITS 2018 FUKUI」


日時  2018年9月2日(日) 10:30~18:50(開場10:00)
会場  響のホール(福井県福井市福井駅前)
入場料 500円(途中入退場可)

〈上映ラインナップ・タイムテーブル〉
10:30 ハウンドプロジェクト「SMOKER in the PARK 完全版」30分
11:05 下向拓生監督「N.O.A」15分
11:25 神谷竜仁監督「その一言がすべてを変える」26分
12:00 木川剛志監督「七曲ブルース」20分
12:25 杉田一豊監督「4DAYS CITY」15分
12:45 胤森淳監督「学園特捜☆伍代聖羅~戦士の休息~」24分
13:15 岡本崇監督「ロック未遂」19分
13:40 artegg-yumi監督「One Last Time」30分
14:15 遠藤健一監督「あの日の伝言」30分
14:50 松浦忠男監督「この風は君の声」30分
15:25 D☆スタ堀井健一「御来店シネマ16」20分
15:50 劇団幻像団「おはぎの唄」15分
16:10 繁田健治監督「犯人はセーラー服」4分
16:20 猪浦直樹監督「田吾作どんのいる村」20分
16:45 シネマ愚連隊髙橋亨監督「痛快エロ坊主字幕版」30分
17:20 稲葉奇一郎監督「赤山洋太郎の二日」13分
17:40 栗林賢司監督「always good」26分
18:15 ハウンドプロジェクト「狩人」30分
18:50 上映終了。

※作品上映後に5分程度の簡単なトーク(メッセージなど)があります。
※途中の入場退場(作品上映中の入退場は係が誘導します)は自由です。
※今回、上映作品が多い為途中休憩時間がありません。食事や休憩は各自でとっていただくことになり