神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

岡田と藤波、緒方と金本

 今日の広島vs阪神戦、勝因はやはり緒方は早々に先発・岡田を見限った点に尽きる。ここ最近……ていうか、素晴らしい球を投げる力を持っているはずなのに、いつも岡田は“一人相撲”を始めてしまう。大量リードを貰った途端にピッチングが“豹寝”してリードを吐き出したり、僅差の好投が突如“豹変”して打ち込まれたり……昨年の甲子園での10点差をひっくりjかえされた試合が象徴するように、蓋を開けてみなければわからない不安定な投球パターン。それでいて、つぼにはまれば手に負えない無双のピッチングを披露するだけに、何とも読めないピッチャーだ。

 それ故、好調時の岡田を知っている首脳陣は、多少のテレンコテレンコしたマウンドを見ても、なかなか交代を踏み切れない。それが、あれだけの球を投げながら4敗もしてしまっている、”今シーズンの岡田の成績に反映していると思う。

 それだけに、今日の途中降板は、先の、セットアッパー・ジャクソンを早々に見限りフランスワと交代させた時と同様、緒方の采配面での成長を感じさせる。その時といい、今日といい、結果として勝っているし。

 ところで、同じ早期の途中降板といえば、同試合で初回“0回1/3”で交代させられた阪神先発の藤波も挙げられるが、こっちの途中交代はいかがなものかと思う。まして藤波を将来のエース候補として捉えるのならば、何の生産性もない交代だったと思う。

 かつてカープで“同じ釜の飯を食った”緒方と阪神監督の金本の共通点を挙げるならば、どちらも情念派というか、ネチっとした采配だと思う。故に緒方は意固地になって選手を使い続けるし、逆に金本は陰湿な選手交代(あるいは交代拒否)を“見せしめ”的に行う。要はいい意味での割り切り、ドライさがないのだ。その点、今回の両チームの先発降板を見るにつけ、緒方にはドライさがあったが、金本にはいい意味でのドライさがなかった。故に、今までずるずると大目に見られていた岡田はきっと精神的に成長するだろうし、降板後もベントで“見せしめ反省”させられた藤波は、ますます自信を失うだろう。

 正直、今日の緒方の采配を見て、今年のカープの3連覇(CS突破、日本シリーズ進出は除く)を確信したね。


広島・岡田 自己最短タイの3回1失点降板「信頼されるように粘り強い投球を」と反省
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000162-dal-base

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 「阪神3-9広島」(26日、甲子園球場

  広島・岡田明丈投手が自己最短タイの3回4安打2四球1失点で降板した。

 初回は1死から北條に四球を与えるなど2死一、三塁のピンチを迎えたが、ロサリオを二ゴロに抑えピンチを切り抜けた。だが三回は先頭の投手・岡本に中前打を許すと糸原に四球、北條には中前打を浴び無死満塁。結果的に福留への中前適時打のみにしのいだが、この回限りで交代を告げられた。

  降雨の影響で72分試合開始時間が遅れるアクシデントもあったが無念の降板となり、「信頼されるように粘り強い投球をできれば」と反省した。