神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

夢の競演???

 今日CSで再び『美女と液体人間』を観て、改めて感慨に耽ったのが、下のショットである(;^_^A

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 ここには平田昭彦演じる主人公・佐原健二の友人である刑事の部下として、さりげなく中丸忠雄と土屋嘉男が登場しているが、ご存知のように、中丸忠雄は“東映変身人間シリーズ”後発の『電送人間』で復讐鬼・須藤兵長を、そして土屋嘉男は同じく『ガス人間第一号』で悲劇のガス人間・水野を演じている。よってこのカットは、同一フレームに「液体人間」「電送人間」「ガス人間」が登場し、しかも先輩格の「液体人間」に「電送人間」と「ガス人間」発砲するという、夢の競演というか、何とも不可思議な3ショットが実現している(;^_^A

 今観れば、東宝特撮映画陣の「お遊び」の様にも見えるが、ともかく、この東映特撮シリーズはキャストも含め、いつも同じチームで臨んでいたんだろうな、って思いを巡らせてほくそ笑んでしまう(;^_^A

 但し、同じ特撮でも特撮戦争映画では常連だった“当世一男臭い俳優”:佐藤允が、ことSF特撮では、おそらく本作の出演が唯一で、しかも悪役ながら総天然色の映像の下、何となく“中世的顔立ち”に見えるのは、何とも感慨深い(;^_^A