敢えて今「広島の中心で“ゴラク”を叫ぶ」

　何ていうか……今、大げさに言えば難しい「岐路」に立っている……

　地元で起こった災害禍。いろんな意味で決して「他人事ではない」現状にやるせない日々を送っている。今まで脳天気に「ヒロインだ」「アクションだ」「昭和だ」なんて面白おかしくこのブログを書いてきて、このブログのテーマ自体「ゴラク」な訳だから、重苦しいことを書き並べても、本来の趣旨と反するし、このブログを好意的に読んでくださっている方々の期待に応えることも出来ない。かといってこんな非常時に、この渦中にある被害甚大な広島から、暢気にゴラクを発信しても、自分自身違和感は覚える。

　但し、この災害禍に関する意見はネット上にあふれかえっているし、被災者に有益な情報発信以外は、一方的な「何か」に対する批判にしかならない。怒って批判して自分が溜飲を下げるだけに自己満足に過ぎない。だからこんな時こそ敢えて「広島の中心で“ゴラク”を叫ぶ」ような奴が一人ぐらいいてもいいのかな、なんて思ったりもする。

　この暗いニュースに充ち満ちた今の広島を、自分の映画で元気づける、なんてことは、「被災地に千羽鶴を送る」くらいに、的外れな思い上がり・妄想かもしれないけど、今まで活動の軸に考えていた「広島から発信する」の精神で、「元気な広島」を全国に発信する気持ちで、映画も創りブログも書いていきたいと思う。