神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

未曾有の惨禍から立ち上がる時……

 7月6日より西日本を襲った集中豪雨は、今日に至るまで西日本各地に甚大な被害を与えている。中でも地元広島は未曾有の惨事に晒されている。

 過去、地震などの自然災害には強かったはずの広島も、4年前の集中豪雨禍が示すように、水害には意外と脆い。また4年前が広島市に文字通り“集中”した豪雨災害だったのに対し、今回は広島県全域を満遍なく襲い、各地に被害を与えている。矢野、坂、呉、本郷、三原といった、日頃なじみある見慣れた場所が、すっかり土砂に埋まり、普通に走行していた幹線道が寸断されている映像を見るにつけ、その余りにも甚大な被害に、胸が張り裂けそうである。

 報道では私が住んでいる広島市も避難地域に指定されているが、幸か不幸か、同じ市内でも私のいる地域では目に見える災害はない。また“物見遊山”になるのが申し訳なくて、上記の災害にあった場所に向かうことも出来ず、近くの様変わりした河川の姿を見るのがせいぜいだった。もっとも、今後本格的な支援態勢が確立したら、同じ広島県人として貢献できれば、と思っている。

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 ところで、直接的な被害は免れた広島市中心部だが、現在物資不足に苛まれている。これはこの地に半世紀以上過ごしている私にとっても記憶にない、広島の“動脈”である国道2号線が土砂や崩落によって10カ所以上寸断されて、広島市が西に対しても東に対しても切り離された“陸の孤島”と化していることが原因かも知れないが、近隣のスーパーは軒並み品不足。特にパンや惣菜、牛乳、肉といった食料品の棚は何処に行っても空っぽ状態。コンビニの弁当も既になく、近郊のファーストフード店に至っては、材料不調達による“開店休業”状態だった。正直、こんな事は、かの「安芸灘地震」の時でも体験したことがないので、今は家族共々不安を抱えている。直接的な被害は免れても、これからは復旧の目処が立たないアクセスのため、“兵糧攻め”のような事態も心配しなければならない。災害後の事態について今まで不慣れな広島人なだけに今後の成り行きは不安だ。

 明日から始まるマツダでの広島vs阪神戦も早々と中止が決まったそうだ。また本来ならば去る7日にマツダズムスタで開催される予定だった全国高校野球選手権大会第100回記念大会広島県予選開会式も、未だ再開の目処が立っていない。本格的な夏の到来を目前に控え、思いがけなく広島を襲った“試練”に、如何に対処していくか……今広島は正念場に立たされている………

 インディーズながら、広島で活動する映画の作り手として、何か貢献できれば良いんだけど………