神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ヒロインアクションムービーの“極極北”!?

 これも遠回しに言えば“ヒロイン活劇”になるんだろうけど……

 先日、とんでもない映画(Vシネ?)を観てしまった。その名も『大馬鹿代』(「おおば かよ」と読む)。まあ、何とも人を食ったようなタイトル(キャスト名)だが、その大馬鹿代を演じるのが、竹内力!!(゜Д゜)(゜Д゜) 別に打ち間違えた訳ではない。当代きっての“男の中の男”竹内力が、その普段のキャラクターのまんま、ヒロインを演じる、驚天動地のドラマである。

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 自分にとっては、、大林宣彦監督の『彼のオートバイ、彼女の島』での爽やかな主人公ライダーのイメージが鮮烈だった竹内力も、先の『ころがし涼太 激突!モンスターバス』放映時のインタビューでは、むしろ「ミナミの帝王」的な役柄の方が自分に合っていたと言い切り、自分の中ではイメージが錯綜してしまっていたけど、今や、千原ジュニアの“新”を見るにつけ、「萬田銀二郎は竹内力しか考えられない」と思える程の、剛の者キャラに君臨したと思って折る。しかし、最近はそれを遙かに凌駕して、どちらかといえば“制御不能のモンスター”といった雰囲気さえ醸し出している。

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 そんな彼の無軌道ぶりが、まさにジェンダーの垣根を強引に突き破って登場したのが「大馬鹿代」であると言っていい。あのキャラのままで、ワンピースを身に纏い、時としてパンチらのローアングルさえサービスするのだから……Σ(゚д゚;)  悪いもの……否“いいもの”を見せてもらったよヾ(--;)

 物語も、風来坊の如くとある街にやってきた大馬鹿代が、結局その圧倒的すぎるパワーで街に君臨する2つの暴力団を鮮やかに殲滅する、黒澤明の『用心棒』を彷彿させる展開だった。その"予定調和的圧倒的破壊力"は、『ワンダーウーマン』やスカーレット・ヨハンソンの『LUCY』に匹敵する位で、実は私の好みの展開の“ヒロインアクションムービー”だったりする(;^_^A 惜しむらくは、このヒロインが“竹内力”じゃなかったら良かったのに……ヾ(--;)

 それにしても、いったい誰がこんな素っ頓狂な企画考えたのか、なんて思ったら、これは彼が所属するRIKIプロジェクトの企画に寄るものと判明。なるほど、だから嬉々として演じていたのか(;^_^A