神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

唯一“生きていた”1976年版『キングコング』

 昨晩の予想が奇しくも的中したというか……去る5日の阪神戦では、序盤リードも7回裏の一岡不調によりまさかの1イニング4失点の惨状、そのままタイガースに逆転負けを許してしまった。それにしても一岡、がんばれよ! “人的保証”の寛は今年もう3勝だぜ! 「一岡の人的保証が大竹」って“お約束”が通用しなくなっちゃうじゃないか……ヾ(ーー )

 なんて愚痴はこれくらいにして、一応“映画のブログ”なんで……(;^_^A 気を取り直して本来の話題で……

 1976年公開版の“ラウレンディス版”『キングコング』に、1933年版のような多くの恐竜が出ず、サブキャラが“大蛇”だけだったのは(ここら辺は『キングコングの逆襲』のオマージュかヾ(ーー ))、劇中キングコングが等身大のロボットだったからに違いない………そう信じていた。あの等身大コングに合わせて作るには大蛇が精一杯だっただろうから、と。これは劇場で本作を観終わってからも、しばらくそう信じて疑わなかった。

 思えば、本作の存在を初めて知ったのは、大阪の親戚を頼って旅行した際、親戚に連れられて夏の甲子園の開幕戦に連れて行って貰い、そこで配られていた『キングコング』の宣材団扇を手にした時からだった。その団扇にプリントされていたのは、世界貿易センタービル(ツインビル)を跨ぎ、左手に美女を抱え、右手でジェット機をむんずとつかんでいる“ドヤ顔”のキングコング。これを見て「絶対映画館に行ってやる」って心に誓ったもんね(;^_^A  (ちなみにその時の夏の甲子園開幕戦には時の「東海大相模」が登場し、その時“生”で観た四番が原辰徳!”(;^_^A)。もっともその4ヶ月後、クライマックスにコングと格闘したのはジェット戦闘機ならぬ陸軍の戦闘ヘリ、しかもコングは貿易センタービルを跨ぐのではなく飛び越える(くらい小さい)ことを知り、映画宣伝を巡る“ハッタリ”と“大人の事情”というものを痛いほど思い知らされたけど……(TmT)

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 やがて、コンピュータ制御のロボットコングは殆ど使われず、劇中のコングはほぼ特殊メイク担当のリック・ベーカー自らが着ぐるみに入って演じた「着ぐるみ映画」であったことを知り、その延長線上で、かの大蛇も、ミニチュアに毛の生えたような代物だったことを知った。しかし、それでも私がリアルタイムで初めて観た(とりあえず『キングコング対ゴジラ』『キングコングの逆襲』は置いといて(;^_^A)のは本作だったことを考えると、ピータージャクソン版や今絶賛公開中の『キングコング: 髑髏島の巨神』の卓越したCG技術と比べたら足下にも及ばないが、それでもこの1976年版の『キングコング』に対する思い入れは尽きない。だって本当に意味で“生きていた”最初で最後の“コング”だったんだもの(その前はモデルアニメ、その後はCG)……

 ただしこの場合『クイーンコング』や『A・P・E』はカウントしないこと……ヾ(ーー )