神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

スタッフの計らい

 加藤泰監督の往年の大傑作『緋牡丹博徒 花札勝負』。

 加藤監督の徹底したローアングル撮影に、若かりし頃の藤純子の徹底したかっこよさ! 可憐さ! 健さんの粋さ!、そして全編を包む素晴らしすぎる台詞の数々……深夜放送を録画して観て以来、ずっと我が映画人生の“バイブル”ともいうべき作品となった。

 そんな『花札勝負』に、敵役・金原組長(小池朝雄)の前妻の連れ子にして、政界の黒幕・古田(内田朝雄)の政略結婚を強要される娘役として、柴田美保子が出演している。すでに公開から20年後に観たせいか、柴田美保子は私にとっては“モーニングショーの顔”のイメージが出来上がっていたが、この作品を観て「ああ、こんな可憐な時もあったんだ」と大いに感銘を受けたものだった。

イメージ 1

 この度FB上の友達の方の記事で、彼女がかの市川森一御大の奥方であったことを知った。そして今は、なくなった夫のために、知的財産の管理などを行っているらしい。

 ちなみに二人が結婚したのは1972年。そのことから、スタッフの計らいで、彼女は市川が脚本を務める『シルバー仮面ジャイアント』に出演したのだという。どうりで最終回「アノドロメダ2001」のアンドロメダ星人ドリーを彼女が演じた訳か……(^^)

イメージ 2

 でもこうやって、過去のドラマのいろんな“つじつま合わせ"が判るってのも悪くないな