神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

愛すべき“荒唐無稽”

 以前、撮影を依頼されていたイベントの編集(完パケ)がようやく完成した。このイベントのことはこのブログでも紹介した(「交響詩ウルトラセブンhttp://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/26535584.html)が、その中で、かの「ウルトラセブン」の主題歌を、作曲者の冬木透氏が指揮し、広島のアンサンブルバンドが演奏し、観客が熱唱する……そんな光景があって、今回の編集中、改めて胸がいっぱいになり、思わず泣けてきた……

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 所詮は子供向けの荒唐無稽な特撮ドラマ。そこで展開するヒーローと怪獣との戦いが、プラモデルの如きセットを背景にした、明らかに中に人間の入った着ぐるみの“プロレスもどき”であることなど、子供でも承知の“お子様ランチ” でもそんな映像に熱狂し胸熱くした少年時代。だからこそ客席で熱唱するウルトラセブンの歌………

 思えば『令嬢探偵☆モロボシアイ』に始まった当団体の“広島発ヒロインアクションムービー”もいうなれば馬鹿馬鹿しいまでの“荒唐無稽”

 それでも、少年少女とはいわず、“大きなお友達”であっても、どこか記憶に残り、「神宮寺真琴」であれ「葛城アキ」であれ、近日公開の「八城忍」であれ、「ああ、馬鹿馬鹿しかったけどどこか面白かったな」と記憶の片隅に止めてもらえることが出来たら、制作者・監督として、これに勝る喜びはない……

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 かの「ウルトラセブン」に肩を並べるなどおこがましいが、そんな思いで、“荒唐無稽”のそしりを受けようとも、この世界観で映画を撮れるまで撮り続けたいと思っている。

 そんな監督が、広島に、日本に、一人ぐらいいても構わないだろうし……