神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

桐谷美玲が「女吸血鬼」!

 『女子ーズ』の女戦隊役ですっかり“こっち側”の世界で活躍してくれた桐谷美玲が、“女吸血鬼”という、またもやこっち側のファンを喜ばせる役柄を演じてくれるのだそうだ。
 
 まあ、日本で「吸血鬼」といえば、何と云っても「血を吸う」シリーズの岸田森、そして『噛みつきたい』の緒方拳が脳裏に浮かぶが、完全ホラーのシリアス路線だった岸田森より、半ばコメディーとして描かれた緒方拳の方の世界観で、今回の女吸血鬼映画『恋する■ヴァンパイア』は描かれているようだ。
 
 こと“女吸血鬼”といえば、ハマープロなどでおなじみの“カミーラ”ってのがいたけど……そう言えばハマーの吸血鬼モノって、女性の描き方がとても官能的だったような気がするね。近世のヨーロッパが舞台なんだけど、当時の女性の衣裳は肉体美を誇張し、且つドレスのように煌びやかなモノばかりだった。
 
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  その点、今回の作品のスチールから拝見する桐谷美玲嬢のコスチュームは、しっかり“ハマー”しているようでうれしいぞ(ま、煌びやかな部分でね
 
 
 
 女優桐谷美玲(25)が主演映画「恋する■ヴァンパイア」(鈴木舞監督、4月17日公開)で、人間に恋してしまう吸血鬼役を務めることが4日、分かった。昨年、米国の映画情報サイトが発表した「世界で最も美しい顔100人」の8位にランクインし話題になったばかり。“かわいすぎる吸血鬼”に注目だ。
 
 口元からきばがのぞいた笑顔もキュートだ。「恋する■-」で桐谷は、パン職人を目指す女の子、実は吸血鬼の血が流れているキイラを演じる。小さいころに離れ離れになった初恋相手の幼なじみに再会、恋する気持ちとバンパイア(吸血鬼)であることに悩む-、という物語。
 好きな相手の生き血が欲しくてきばをのぞかせてしまったり、必死で吸血鬼の姿を隠そうとする姿はまさに小悪魔的。ミュージカル風の場面や、明るい家族も登場し、桐谷は「今までになかった新しいバンパイア映画になっていると思います」と自信を見せた。
 
 しかし、吸血鬼と人間との間で板挟みになる難しい役でもある。桐谷は「キイラの葛藤をどう表せばいいのか、監督と話し合いながら撮影しました。好きな人と一緒にいるからこそ本能が出てしまう…という切ないラブストーリーです」と解説した。
 
 これまで桐谷は、映画「荒川アンダーザブリッジ」では自称金星人、「女子ーズ」では女性戦隊のリーダー、ドラマではTBS系「安堂ロイド ~A.I.knows LOVE?~」の最強アンドロイド、テレビ朝日系「死神くん」のカラス、CMでは猫にふんするなど、さまざまな変わり種キャラを演じてきた。昨年発売した初写真集「失恋、旅行、パリ。」ではパリの街角で、新聞紙にくるまりゴミのように横たわるカットが話題になった。
 
 今回も変化球の役柄だが、感情の作り方が難しい役でもある。昨年12月、米映画専門サイト「TC Candler」が毎年恒例の「世界で最も美しい顔100人」を発表。桐谷が日本人最高の8位に入ったばかり。その美貌だけでなく、演技を着実にステップアップさせた。
 
 「恋する■-」は、東京・新宿コマ劇場跡に建設中のTOHOシネマズ新宿のオープニング作品として上映される。